243のDE&I課題をカード型ツールに抽出、企業のコンサルテーションに活用

2022年6月27日
株式会社 電 通

 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:榑谷 典洋)において、DE&I※1領域の調査・分析とソリューションの開発を専門に行う組織「電通ダイバーシティ・ラボ(以下「DDL」)」※2は、社会課題の解決に取り組む特定非営利活動法人ミラツクの監修により243のDE&I課題をまとめたカード型ツールを活用し、企業のDE&I推進を支援するワークショップ型ソリューション「ココカラ ジャーニー(cococolor journey)」を本日より提供開始します。

 近年、ジェンダー・障がい・LGBTQ+・多文化共生などへの関心の高まりを受け、企業でもDE&I領域の社会課題への取り組みが加速しています。DDLが運営するウェブマガジン「cococolor(ココカラー)」※3(https://cococolor.jp/)は、このような動きに先駆け、2013年から「多様性」をテーマに、DE&I領域における企業・団体・個人が抱える課題やその解決に向けた先進的な取り組みを取材し記事化してきました。

 「ココカラ ジャーニー」は、cococolorでの約10年にわたる600以上の取材実績や事例とNPO法人ミラツクの“定性情報をデータベース化する知見”をもとに243の課題を抽出したカードを活用し、ワークショップを通してDE&I領域における企業の取り組みを推進するソリューションです。社員のDE&Iに関する基礎知識の習得と理解の促進、また自社課題の特定や、課題解決のヒント獲得、アイデアの創出といった多様性社会の実現に向けた企業の活動を支援します。

<「ココカラ ジャーニー」のロゴ>

 
 ワークショップのコンセプトは、「さまざまなDE&I課題を抱える人々に出会う旅(ジャーニー)」です。人々のDE&Iに関する具体的な課題と、その課題解決につながる問いかけが記載されたカードを見ながらディスカッションやアイデア出しを行います。また、各カードの内容はcococolorが取材で得たナレッジ(記事)にひもづいて構成されているため、カードから関連記事を参照し、取り組みの実例や多様な価値観・考え方を学習することもできます。243の課題は5つのカテゴリー(「できていない社会の課題 」「見えていない社会の課題」「当事者の課題」「企業のインナー課題」「企業のビジネス課題」)に分類され、色で容易に識別できます。

<カードイメージ(5つの各カテゴリーに該当するカードの一例)>


<243種の課題カード 全体イメージ>
 

 ワークショップの内容は、企業のニーズやDE&I領域への取り組み状況に合わせて、カスタマイズが可能です。「DE&Iの基礎知識を習得する」「自社課題を特定する」「課題解決のためのアイデアを作る」などの目的・フェーズ別で構成を組み合わせたり、必要なカテゴリーのみに絞ったりすることもできます。

 さらに、ワークショップの実施のみならず、企業によるアクションの策定・実施についても、DDLがcococolorの運営をはじめとするさまざまな活動を通して築いたネットワーク(企業・団体・個人)とのマッチングや協業も含めて支援します。

 今後も当社は、DDLを中心に、企業のDE&I領域の取り組みに関するコンサルテーションと実行支援を通して、あらゆる企業のビジネス成長をインクルーシブ社会の実現へと結び付けることに貢献していきます。



※1 「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」の略。社会における人々の多様性(ダイバーシティ)、公平性(エクイティ)、包摂性(インクルージョン)に関する課題と、それを高める対策のことを指す。

※2  2011年に創設。ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン視点で、自社と顧客の双方に対するソリューションの開発・提供を推進する電通の組織横断型専門タスクフォース。「ジェンダー」「障がい」「多文化」「ジェネレーション」の4つの主要テーマを中心に、20ほどの独自プロジェクトを約100名のメンバーで推進している。独自の調査・研究および外部の専門家・研究機関・当事者団体などとの協働を通じて、各種ソリューションの開発・提供、情報発信を行っている。
https://dentsu-diversity.jp/

※3  電通ダイバーシティ・ラボが運営するDE&Iをテーマにしたウェブマガジン。「障がい」「ジェンダー」「LGBTQ+」「多文化・グローバル」などの切り口で、国内外の企業、団体、個人の先進的な取り組みやつかんでおきたい動きを紹介している。2013年の創刊以来、600本以上の記事を公開(2022年5月時点)。
https://cococolor.jp/

<NPO法人ミラツクの概要>
●名称:特定非営利活動法人ミラツク
●代表:西村 勇哉
●所在地:京都府京都市下京区朱雀正会町1–1
●事業内容:・異なる立場、業種、地域、セクターの実践者による共創を生み出すプラットフォームの構築
・フィールドワークやインタビューによる質的データを中心にイノベーション創出のための情報基盤
を生成
・情報、アイデア、ネットワークを生かして未来構想の実現を支援
●URL:https://emerging-future.org/

以上