2021 WDIPを受賞したMiniwizのTRASHPRESSO。チベットで地元廃棄物を使って学校を建設

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【台北2021年12月1日PR Newswire=共同通信JBN】世界デザイン機構(WDO)が立ち上げたWorld Design Impact Prize(TM)は4年間の休止後、世界が悪戦苦闘した2021年に再開され、台湾企業Miniwiz(小智研發)が持続可能な革新的デザインのTRASHPRESSOで1等賞を受賞した。

世界各国が気候・環境の変化、不均衡な資源配分、持続可能性の問題に対する関心を高める中、世界のデザイナーも積極的に社会問題に注意をシフトさせている。「製品」や「機能」を重視した従来のデザインと違って、デザイナーは作品の焦点を「人々」や「環境」に転じ、ますます多くが持続可能な工業開発、貧富の格差、高齢化人口の社会問題にさまざまな観察と解決策、デザインを通じた生活改革を提案し始め、デザイン力を通じてよりよい環境を構築するコンセプトが世界中で目立つようになってきた。

WDOは2011年、2年に1度のWorld Design Impact Prize(TM)(WDIP)を創設し、世界市民の生活の質を高めてより良い環境を生み出すため、実際の都市開発で世界が直面する社会、経済、文化、環境問題を解決するデザインを申請するようデザイナーを奨励している。

2016年のWorld Design Capital Taipei授賞式から4年間の休止後、ついに第4回WDIPが作品提出をあらためて呼び掛けた。今回のWDIPはSDGsのテーマを焦点に、応募者がWDO会員から推薦された。台湾のWDO会員、台湾デザイン研究院(Taiwan Design Research Institute)は、今年のWDIPの台湾代表として台湾企業MiniwizのTRASHPRESSOを推薦した。

今年のWDIP審査団は、ドバイのChetan Choudhuryアラブ首長国連邦(UAE)首相府顧問、アベイロ大学のTeresa Franqueira准教授、UN WomenのWenny Kusuma元カンボジア代表ら各分野の専門家5人で構成された。審査団は、世界から応募された129件のプールから最もアイコニックな実例10件を選定し、世界の170のWDO会員組織の投票で受賞が決まった。MiniwizのTRASHPRESSOが2021 WDIPの1等賞を受賞し、グローバルデザイン賞を台湾として初受賞し、台湾デザインの普遍的認知の証になった。

「Turning wastes into gold(廃棄物を金に転換)」は、Miniwiz創業以来ずっと発展させてきたArthur Huang氏の信念と動機である。WDIPを受賞したTRASHPRESSOは世界初のポータブル工業級プラスチック廃棄物再生利用プラットフォームで、そのサイズは業務用冷蔵庫2台分にすぎない。より民衆レベルでごみの収集、分類、転換を行い、わずか7000ワットの電力しか消費せず、空気と水に最小限の痕跡しか残さない。この機械は産業・家庭廃棄物を3分サイクルで持続可能な建材、特殊織物、家具などに転換する機能があり、1万人コミュニティーの日量最大500キロのプラスチック廃棄物を処理できる。

Miniwizは現在、チベットの地元廃棄物を使った学校建設や、ビーチ清掃活動で収集した海洋プラスチックのサルディニア・コミュニティーセンター床タイル転用など、国際機関との協力にTRASHPRESSOを持ち込んでいる。Miniwizは革新的なデザイン思考で、一見複雑で取り返しのつかない社会問題の現実的変更を促進している。「Design for a better tomorrow(より良い明日のためのデザイン)」はグローバルトレンドになっており、台湾デザインも世界の隅々まで影響力を発揮している。

ソース:Taiwan Design Research Institute

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