~株式会社タニタと協働で、熱中症リスクの見える化・注意情報の呼びかけ・啓発活動を強化~

2021年6月15日

豊島区(区長:高野之夫)は、区の熱中症予防対策について、共同実施者である株式会社タニタと、6月15日(火曜)協定を締結いたしました。なお、本事業は今年度環境省の公募した熱中症予防対策の推進に係るモデル事業に採択されています。

熱中症は「予防効果が最大の病気」と言われ、知っていれば防ぐことができる病気です。しかし、熱中症による死亡例は後を絶たず、また2020年の熱中症死亡者数の約9割は高齢者であったことから、高齢者に占める一人暮らし高齢者の割合が高くなっている本区において熱中症予防対策に取り組む必要があります。現状、熱中症アラートや区公式ホームページでの呼びかけ、リーフレット配付、また民生・児童委員による戸別訪問などの様々な対策を行っています。
これらの取組に加え、今回のモデル事業では、株式会社タニタと協働で、公共施設などに熱中症計を設置し、暑さ指数のデータを集約することで熱中症リスクの見える化を行います。熱中症計の設置は令和3年7月以降、区内の各区民ひろば及び体育館から設置場所を選定し、熱中症計を設置。各地点での暑さ指数をリアルタイムで監視します。データ収集を行いながら、注意情報の呼びかけやセミナーの実施など、区民の熱中症対策意識向上のための啓発活動についても行います。
本年度の取組において得られた知見を基に、令和4年度以降は暑さ指数に応じた具体的な対策について検討を進めてまいります。
本取組を通じ、SDGs未来都市として、17の目標のひとつ「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」を実践してまいります。
記者会見に出席した高野区長、株式会社タニタ代表取締役社長 谷田氏のコメントは以下の通りです。
高野区長「今回、具体的に熱中症対策を進めていくにあたり、健康づくりを専門としている株式会社タニタに共同実施者となっていただきました。専門的な知見をお借りしながら、豊島区だけでは実現できなかった新たなモデル事業を推し進めていきます。今回の取組みで得られた知見を基に、今後より一層効果的な熱中症対策を進めていきます。そして、住みたい・住み続けたいと思える『日本一高齢者にやさしい街』を実現させていきます。」
株式会社タニタ代表取締役社長 谷田氏「熱中症対策に自治体と連携して取り組むのは、タニタとしては初めての試みです。豊島区様との事業は、まずは今年度1年間の取り組みとなりますが、ここで得たデータや経験を活用し、来年度以降も豊島区様と連携して、区民の皆さんの熱中症予防をサポートしていきたいと考えています。また、本事業をモデルケースに他の自治体へと横展開していくことで、全国的な熱中症予防の取り組みへと広げていきたいと思います。」

■株式会社タニタと共同で取り組む内容
熱中症データ取得・見える化
区民ひろば・体育施設等を活用して、豊島区全体に、計14か所に通信機能付き熱中症計を設置します。取得した熱中症データはクラウド上に集約し、熱中症データを一括して区役所内で閲覧可能にします。
啓発活動の強化・実施(令和3年度)
(1)注意情報の呼びかけ
高齢者の利用が多い施設(区民ひろばやフレイル対策センター等)で、取得した熱中症データをリアルタイムに表示し、施設の窓口等で注意喚起並びに熱中症対策の啓発を行います。
(2)セミナーの実施
区民の熱中症対策意識向上のため、栄養士等の専門家によるセミナー等を開催します。
熱中症データの共有・計画の作成
区役所内の全庁会議で、熱中症データを共有。特に熱中症リスクの高くなる地域や時間の情報を参考に、令和4年度以降の熱中症対策に活かしていきます。