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【東莞(中国)2021年4月22日新華社=共同通信JBN】東莞市の都市イメージ動画シリーズ「This Is Dongguan(これが東莞)」の最初のエピソード「The City of Courage(勇気の都市)」が、アースデイ(Earth Day)である4月22日に全世界で公開されることになった。残る3つのエピソードは、この後、フランスのFrance 24、イタリアのLA7、およびドイツの企業、ニュース、旅行メディアなど欧州のテレビとウェブサイトで放送される。持続可能性に注力するこの中国南部の都市は、生態系と調和を保ちながら経済を発展させる中国の手法を世界に提示する。

東莞市政府の担当者は、同市の全く新しいプロモーション動画を2021年アースデイに公開することは、東莞が国際社会の責任ある一員として生態的環境の保護をいかに重視しているかを示していると語った。そして、最初のエピソードは東莞がいかに経済成長と環境保護の均衡を保っているかについて掘り下げる。

多数の人口、事業会社、河川の支流、車両、および高水準の都市土地開発を持つ東莞市は、下水処理の改善について厳しい現実に直面している。東莞は近年、生態系環境管理に対し総合的かつ協調的なアプローチを取ってきた。この目的のため、高エネルギー消費と非効率的な資源利用を行っている大規模汚染者の数を減らす政策と措置が採用されている。幾つかの主要な汚染源施設は閉鎖された。一方、未来志向の都市は、生産要素よりイノベーションによって経済を促進することを狙いとする戦略的新興産業向けの青写真を描いている。その他の優先事項には、製造のアップグレード、技術イノベーション、持続可能な開発が含まれる。 

「This is Dongguan」の脚本家の1人であるChen Songzhu氏は、このシリーズはある4人家族の物語に関するものであると同時に、活気に満ちた都市が環境に優しく上質なライフスタイルを追求する姿の縮図であると述べた。生態系環境を改善し、経済構造を最適化し、都市の質を向上させることは、映画が作り上げたアイデアではなく、東莞の実際の慣行に根差している。

設定は、Huayang Lake(華陽湖)、Songshan Lake Eco-park(松山湖生態園)、Tongsha Reservoir(同沙水庫)、Binhai Bay New Area(浜海湾新区)など生態系管理の成功例とみなされている場所にほぼ基づいている。

最初のエピソードの終わりで少女が東莞の未来を描き、浜海湾新区は、Outline Development Plan for the Guangdong-Hong Kong-Macao Greater Bay Area(広東・香港・マカオ大湾区開発計画要綱)によって定義される大湾区の特徴を持つ協力プラットフォームとしてのみならず、生態系管理と経済成長のバランスを維持する例として浮上する。

現地の労働者によると、浜海湾新区が位置するMaozhou River(茅洲河)の河口はかつて塩害の著しい干潟で、深刻な河岸浸食のため作物が全く育たなかった。有効な環境の形成を加速し、河岸地域の保全を強化し、それらをより良く利用するため、新区は土壌改良(シルトの入れ替えと土壌塩分管理)、河岸管理(マングローブ植林と湿地植物の植栽)、公園造園(景色を眺める桟道の敷設、芝生の管理、ドライストリームの建設)など多数の措置を講じた。これらすべての取り組みにより、かつての干潟は、曲がりくねった歩道、緑豊かな植物、手入れの行き届いた芝生が補完し合う河岸の生態系湿地に開発された。

Jinan University(曁南大学)のLi Jinyi准教授は「ポスト・パンデミックの時代に、どのように都市を開発し経済を元の軌道に戻すかは、国際社会にとって共通の関心事である。国がどのような道を選ぼうとも、気候変動と環境保護への対応がすべての人々の利益にかなうことに変わりはない。東莞が開発を追求する方法はまだ改善の途上にあるが、事前の恩恵はもたらされている」と語った。

東莞は現在、持続可能性と環境保護において国をリードしている。国連環境計画(UNEP)の2019年の報告書は「東莞のような工業と輸出中心の都市が資源効率の高い都市に移行することは、同市の循環経済だけでなく、世界の循環経済に大きな影響力を持つ」と述べている。

東莞市政府の担当者は「この動画シリーズが、世界がグリーンで低炭素の生産を受け入れ、より良い暮らしを創り出すよう促すとともに、われわれの地球を立て直すために東莞が世界の都市と手を組む用意があるということを示すよう願っている」と述べた。

ソース:Dongguan Municipal Government