2021年4月16日
アッヴィ合同会社

アッヴィ、アトピー性皮膚炎患者さん1,000人を対象に、「アトピー性皮膚炎が生活に与えている影響に関する意識調査」を実施

●7割以上の患者さんは「症状が繰り返されること」に対して不安や悩みを抱えており、 「治らないとあきらめている」人が約5

●3割以上の患者さんが「アトピー性皮膚炎に由来する、日常生活での負担やストレス」について周囲の理解が十分ではないと感じると回答

●アトピー性皮膚炎患者さんの約10人に1人が、「アトピー性皮膚炎が原因で学業や仕事を中断、断念せざるを得なかった経験」があると回答。なかには、「留年」(6.1%)、「退学」(3.8%)、「休職」(19.8%)、「退職」(22.9%)を経験した人も

●5割以上の患者さんが「周囲からかけられた言葉に傷ついた、またはいやな思いをした経験」があると回答。その時期については「社会人時代」(53.5%)が最多

●6割以上の患者さんが「アトピー性皮膚炎が原因で、恋愛・結婚・子どもをもつことに対し不安・悩みを感じる、または感じたこと」があると回答

 

アッヴィ合同会社(本社:東京都港区、社長 : ジェームス・フェリシアーノ)は、生活や対人関係への影響などアトピー性皮膚炎の疾病負荷について理解を深めることを目的として、アトピー性皮膚炎の患者さん1,000人を対象に「アトピー性皮膚炎が生活に与えている影響に関する意識調査」を実施しました。主な調査結果は以下の通りです。

 

■7割以上の患者さんは「症状が繰り返されること」に対して不安や悩みを抱えており、「治らないとあきらめている」人が約5

アトピー性皮膚炎の症状に関する不安や悩みについて尋ねたところ、「かゆみ」(93.5%)、「皮膚の症状」(86.1%)に続き、「症状が繰り返されること」と回答した人が76.7%とアトピー性皮膚炎の特徴的な症状が患者さんの不安や悩みに影響していることがうかがえる結果でした。また、約5割の患者さんは「治らないとあきらめている」(49.3%)ことが明らかになりました(図1)。

 

(図1) Q. あなたはアトピー性皮膚炎の症状についてどのような不安・悩みを抱えていますか。当てはまるものをすべて選択してください。(複数回答)


患者全体(N=1,000)

 

■3割以上の患者さんが「アトピー性皮膚炎に由来する、日常生活での負担やストレス」について周囲の理解が十分ではないと感じると回答

アトピー性皮膚炎に関する周囲の理解について聞いたところ、「症状についての理解がないと感じる」と回答した人は25.0%でした(図2)。また、3割以上の患者さんが「アトピー性皮膚炎に由来する、日常生活での負担やストレス」について、周囲の理解が十分ではないと感じると回答しました(図3)。アトピー性皮膚炎患者さんは、症状についてだけでなく、アトピー性皮膚炎による日常生活の負担やストレスなど、「疾病負荷」について、周囲から十分に理解されていないと感じる実態が浮き彫りになる結果となりました。

 

( 図2) Q. あなたはアトピー性皮膚炎の症状について、周囲の理解が得られていると感じますか。(単一回答)

 

 

患者全体(N=1,000)

(図3) Q. あなたはアトピー性皮膚炎に由来する、日常生活での負担やストレスについて、周囲の理解が得られていると感じますか。(単一回答)

 

患者全体(N=1,000)

 

■アトピー性皮膚炎患者さんの約10人に1人が「アトピー性皮膚炎が原因で学業や仕事を中断、断念せざるを得なかった経験」があると回答。なかには、「留年」(6.1%)、「退学」(3.8%)、「退職」(22.9%)を経験した人も

アトピー性皮膚炎患者さんの約10人に1人(13.1%)が「アトピー性皮膚炎が原因で学業や仕事を中断、断念せざるを得なかった経験」があることが明らかになりました(図4)。学業や仕事を中断、断念せざるを得なかった理由や事柄として、「欠席」(46.6%)と「欠勤」(47.3%)が最も多い回答でした(図5)。

さらに、アトピー性皮膚炎が原因で「留年」(6.1%)や「退学」(3.8%)、「休職を申し出た・または促された経験がある」(19.8%)、「退職を申し出た、または促された経験がある」(22.9%)と回答した人もいることから、アトピー性皮膚炎は学業や仕事におけるさまざまな場面に影響を及ぼすことがうかがえる結果でした(図5)。

 

(図4) Q. アトピー性皮膚炎が原因で休学や休職、退職や退学など学業や仕事を中断、断念せざるを得なかった経験がありますか。(単一回答)

 

患者全体(N=1,000)

 

(図5) Q. アトピー性皮膚炎が原因で休学や休職、退職や退学など学業や仕事を中断、断念せざるを得なかった理由は事柄について次の中から当てはまるものをすべて選択してください。(複数回答可)


患者全体(N=131)

 

■5割以上の患者さんが「周囲からかけられた言葉に傷ついた、またはいやな思いをした経験があると回答。その時期については「社会人時代」(53.5%)が最多

「これまでアトピー性皮膚炎の症状に関連して、周囲からかけられた言葉に傷ついた、またはいやな思いをした経験がありますか?」という質問に対して、5割以上(53.5%)の患者さんが「周囲からかけられた言葉に傷ついた、またはいやな思いをした経験」があると回答しました(図6)。アトピー性皮膚炎に対する理解が十分でないことが、こうした患者さんの経験につながっている実態がうかがえる結果となりました。

さらに「傷ついた、または嫌な思いをした経験」があると回答した人に、経験した時期を尋ねたところ「社会人時代」が53.3%と最も多い結果でした(図7)。

 

(図6) Q. これまで、アトピー性皮膚炎の症状に関連して、周囲からかけられた言葉に傷ついた、またはいやな思いをした経験がありますか。(単一回答)

 

 

患者全体(N=1,000)

 

(図7) Q. アトピー性皮膚炎の症状に関して、周囲から傷ついた、またはいやな思いをした経験はいつですか。(複数回答)

患者全体(N=535)

 

■6割以上の患者さんが「アトピー性皮膚炎が原因で、恋愛・結婚・子どもをもつことに対し不安・悩みを感じる、または感じたことがある」と回答

「アトピー性皮膚炎が原因で恋愛・結婚・子どもをもつことに対し不安・悩みを感じますか、または感じたことはありますか」という質問に対して、「不安や悩みを感じる、または感じたことがある」と回答した人は6割以上という結果でした(図8)。そのように回答した理由として「子どももアトピーになったらどうしよう」(74.4%)、「相手に受け入れてもらえるか(不安)」(68.2%)などが上位を占め、恋愛や結婚といった異性との関係についても不安や悩みを抱えていることが明らかになりました(図9)。

 

(図8) Q. アトピー性皮膚炎が原因で恋愛・結婚・子どもをもつことに対し不安・悩みを感じますか、または感じたことはありますか。(単一回答)

 

 

患者全体(N=1,000)

 

(図9) Q. アトピー性皮膚炎が原因で恋愛・結婚・子どもをもつことに対し不安・悩みの内容について、次の中から当てはまるもとをすべて選択してください。(複数回答)

患者全体(N=601)

 

本調査を監修した、地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター 副院長兼主任部長 アトピー・アレルギーセンター長 片岡 葉子先生は次のように述べています。

「アトピー性皮膚炎は、重症化すると心身の健康だけでなく、患者さんの日常生活に大きな影響を与えることもあります。本調査でも、アトピー性皮膚炎が患者さんの生活や学業や仕事とさまざまな場面に影響を及ぼしていることが明らかになりました。アトピー性皮膚炎という疾患の名前を知っている人は多いと思いますが、アトピー性皮膚炎の症状や、患者さんの生活や対人関係への影響といったアトピー性皮膚炎の『疾病負荷』について、患者さんの周囲の人も正しく理解することが重要と考えます。アトピー性皮膚炎は増悪・軽快をくりかえす慢性の疾患ですが、適切に治療することで症状のない状態を長く保つことが期待できます。 患者さんが治療を諦めて重症化することがないように医療者の適切なサポートが必要と考えています」

 

■調査概要:アトピー性皮膚炎が生活に与えている影響に関する意識調査

実施期間

2021年2月18日(木)~2021年2月24日(水)

調査方法

インターネット調査

調査対象

【アトピー性皮膚炎患者さん】 以下、全てに該当する方

ー 20歳以上の男女  

ー 現在、仕事をしている (職業として、会社員、公務員・団体職員、専門家(医師・弁護士・会計士など)、自営業、自由業(フリーランス)、パート・アルバイトと回答した方)

ー 現在、アトピー性皮膚炎に罹患している (医師からアトピー性皮膚炎と診断を受けている)

ー アトピーで悩んでいた時に働いていた 

有効回答数

1,000名  (男性 50%、女性 50%)   ※年代の均等割り付けはなし

調査監修

地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター 

副院長兼主任部長 アトピー・アレルギーセンター長  片岡 葉子先生

 

 

アッヴィについて

アッヴィのミッションは現在の深刻な健康課題を解決する革新的な医薬品の創製と提供、そして未来に向けて医療上の困難な課題に挑むことです。患者さん一人ひとりの人生を豊かなものにするため次の主要領域に取り組んでいます。免疫疾患、がん、神経疾患、アイケア、ウイルス、ウイメンズヘルス、消化器疾患、さらにアラガンエステティクスポートフォリオの製品・サービスです。アッヴィの詳細については、www.abbvie.com をご覧ください。Twitterアカウント@abbvieFacebookLinkedInInstagramでも情報を公開しています。

 

日本においては、1,200人を超える社員が、医療用医薬品の開発、輸入、製造販売に従事しています。自己免疫疾患、新生児、肝疾患、神経疾患、がんの各領域を中心に、患者さんの人生を豊かにしたいと願い、日々の業務に取り組んでいます。詳しくは、www.abbvie.co.jpをご覧ください。