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【ロンドン2021年3月4日PR Newswire=共同通信JBN】高等教育に関する国際的なシンクタンクであるQS Quacquarelli Symondsは4日、11回目となるQS世界大学科目別ランキング(https://www.topuniversities.com/subject-rankings/2021 )を発表した。1万3883におよぶ個別の大学科目の実績についての広範囲にわたる独自の比較分析であり、各科目は世界の85カ所の1440の大学、51の学問分野にわたる学生が専攻している。これは毎年編さんされているQS世界大学ランキングポートフォリオの一部であり、ポートフォリオは2020年に1億4700万回以上閲覧され、メディアや各機関によって9万8000回取り上げられた。

▽グローバルハイライト
*ハーバード大学(Harvard University)とマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology、MIT)が12専攻科目で1位にランクされ、今回の分析で最高の実績を示す機関となった。

*英国の高等教育セクターは引き続き回復傾向にある。51の科目表のうち13科目で英国の大学が1位となり、オックスフォード大学(University of Oxford)がこの13科目のうちの5科目を占めた。

*中国の高等教育は引き続き新たな高みに到達した。記録的な科目数を獲得したセクターが今回、トップ50ランキング入りを達成した。

*トップ50学部では、カナダのトロント大学(University of Toronto)が46となり、すべての大学の中で最高となった。

*スイスのスイス連邦工科大学チューリヒ校(ETH Zurich)は欧州大陸でトップの大学であり、地質学、地球物理学、地球・海洋科学に関して第1位の座を占めている。上位10大学のシェアでは、スイスは世界の高等教育部門で3位である。

*オーストラリアは今回、世界のトップ10の中での科目ランキングで、過去3年間で最も低い数字を記録した。トップ10学部に入った合計数13は、2020年の17、2019年の18を下回った。オーストラリア国立大学(Australian National University)の科目の3分の2は、年ごとに低下している。

*シンガポールの2大学が多額の寄付に支えられ、トップの座を獲得した。南洋理工大学(Nanyang Technological University)は材料工学で第1位に、アジア最高の大学であるシンガポール国立大学(National University of Singapore)は石油工学で第1位となった。

*これとは逆に、日本の高等教育は数十年間にわたる研究と博士課程学生に対する財源不足を経て、相対的な低下傾向にある。

*インドのInstitutes of Eminenceは成果を出すのに苦闘している。インドの国公立のInstitutes of Eminenceでトップ100ランキングでの増加はなかった。

*ロシアの高等教育は引き続きますます力を付けている。記録的な学部数がトップ20の座を達成した。

*サンパウロ大学(Universidade de Sao Paulo、USP)(ブラジル)は、歯学、石油工学、鉱山工学における世界レベルの実績により、今回の分析で中南米で最高の大学の地位を維持した。

*ケープタウン大学(University of Cape Town)(南アフリカ)は依然としてアフリカで最も競争力のある機関であり、同大の科目のうちの24がトップ200にランクされている。

QSのJack Moran広報担当は「約1万4000の大学学部での実績の傾向を観察することでわれわれは、向上している国とそうでない国の間の共通点に関して一定の結論を引き出すことができる。3つの要素が際立っている。第1に、教職員組織と研究の結びつきという2つの意味での国際的な展望が、実績向上に強い相互関連性を持っている。第2に、上昇している大学は長年にわたって政府から多額のターゲットを絞った投資を受けている。とくに中国、ロシア、シンガポールがそうだ。第3には、産業界との関係の改善が、より優れた雇用、研究、イノベーションの成果と関連性を有している」と述べた。

調査方法の詳細は https://www.TopUniversities.com/subject-rankings/methodology を参照。

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ソース:QS Quacquarelli Symonds