山の岩肌や青空が水面に映り込み、残雪と美しいコントラストを描いた「血の池」=白山山頂周辺

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白山、大パノラマ 7月1日、夏山開き

2020/06/30 02:10

 白山国立公園は7月1日、夏山開きを迎える。シーズンの幕開けを前に29日、多くの登山客が日帰りで訪れ、最高峰の御前峰(ごぜんがみね)(標高2702メートル)で大パノラマを眺めたり、山頂付近にある大小七つの美しい池を巡ったりして、霊峰の雄大な自然を満喫した。

 

 白山室堂ビジターセンターによると、2450メートルに位置する室堂周辺は朝から晴れ時々曇りとなった。

 

 山頂付近にある七つの火口湖をたどる「お池めぐりコース」では、登山者は青空や山々が映り込んだ水面に歓声を上げた。毎年登っている石川県自然解説員の宮下由美子さん(53)は「風が穏やかで、雪も少なく歩きやすかった」と語った。

 

 新型コロナウイルス感染防止策として自粛が求められていた都道府県境をまたぐ移動が全面解除され、県外客の姿も目立った。熊本市の登山ガイド山田烈さん(42)は九州のツアー客10人を案内し、「クロユリは少し早かったが、数々の高山植物が見られて良かった」と満足そうだった。

 

 金沢地方気象台によると、県内は30日から1日にかけて大気の状態が不安定となり、荒天となる可能性がある。同気象台は落雷や突風、激しい雨に注意を呼び掛けている。