哲学カフェで意見を述べ合う参加者=高岡市福岡町荒屋敷

おでかけニュース

町工場の哲学カフェ人気 高岡・福岡町のフジタ、会社員や主婦議論

2019/12/17 02:04

 高岡市内の町工場で開かれている哲学カフェが県内外のビジネスマンや主婦の人気を集めている。高岡市福岡町荒屋敷の金属製造業「フジタ」の工場の一部を改装した展示場内で行われている集いで、参加者は哲学的なテーマで意見を述べ合う。知識がなくても誰でも気軽に議論に参加できるのが魅力となっている。

 

 哲学カフェは、2017年12月から始まった。フジタの金属アート作品が並ぶ展示場「ファクトリーアートミュージアムトヤマ」で月に一度のペースで、これまで計20回開かれている。

 

 誰でも参加可能でテーマが比較的分かりやすいため、参加者の職業は会社員や主婦、自営業など幅広く、仕事だけでは出会えない人脈作りにも役立っている。

 

 哲学カフェはフジタ代表取締役の梶川貴子さん(55)と大学院時代に哲学を学んでいたイージー・エンジニアリング(朝日町)専務の野末雅寛さん(45)が企画した。

 

 哲学カフェでは、「お金とは何か」「人工知能と倫理」など毎回違うテーマで、参加者が意見を交わす。講師を務める野末さんらがアリストテレスやハイデッガー、孔子といった哲学者の思想を紹介する。定員は15人程度で、石川や大阪など県外からも参加がある。

 

 フジタは誰でも参加できる学びの場の提供を目指しており、哲学カフェだけでなく、読書会やSNS(会員制交流サイト)セミナーなども開き、同社のフェイスブックやメールマガジンで参加を呼び掛けている。梶川さんは「哲学は敷居が高いと思われがちですが、身近なものなので気軽に足を運んでほしい」と話した。