現役を退き、教員を目指す石野選手。昨季の日本リーグプレーオフ決勝でシュートを決める=2017年3月、熊本市のアクアドームくまもと

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ハンドの石野選手、現役引退 日本リーグ昨季MVP、故郷氷見で教壇目指す

2018/04/15 02:02

 ハンドボールの日本リーグ女子で北國銀行の4連覇を支えた氷見市出身の石野実加子選手(29)が19日からの東アジアクラブ選手権を最後に現役を退き、故郷の氷見市で保健体育の教員を目指すことになった。4月末で同行を退職する石野選手は開催国枠で日本の出場が決まった東京五輪へ心残りの顔を見せながらも「指導者として、ハンドボールの魅力を伝えたい」と新たな人生に胸を膨らませている。

 

 小学3年の時にハンドボールを始めた石野選手は氷見南部中時代に全中3位、氷見高時代に富山選抜として国体優勝、筑波大時代にインカレ2連覇など輝かしい戦績を誇り、2011年に北國銀行に入った。

 

 北國銀行では即戦力として攻守に活躍し、日本リーグをはじめ日本選手権、全日本社会人選手権、国体で優勝の大きな力となり、昨季の日本リーグで最高殊勲選手(MVP)に輝いた。

 

 日本代表としても国際大会で奮闘したが、右膝に痛みを抱え、万全な状態でプレーができなくなったこともあり、今季限りの引退を決意した。

 

 今季の日本リーグプレーオフ決勝では、同い年の塩田沙代主将がパスカットした球を相手ゴールにたたき込み、栄冠を引き寄せた。

 

 「選手として、やり切った。悔いはない。次は指導者として頑張りたい」と石野選手。筑波大時代に保健体育の教員免許を取得し、7月に富山県の教員採用試験を受ける予定で、来春にも「石野先生」が誕生する。

 

 19~22日に那覇市で開催の東アジアクラブ選手権がラストゲームとなる。調整に汗を流す石野選手は「監督の故郷での戦いなので負けられない」と意気込み、荷川取義浩監督をはじめチームメートも「韓国を倒し、6年ぶりの優勝で送り出そう」と燃えている。

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