散策路前で鳴り物を鳴らす住民=氷見市の森寺城跡

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森寺城跡に「クマよけ缶」 氷見・地元自治会が製作、設置

2020/08/06 01:14

 氷見市の森寺自治会は5日、市指定史跡の森寺城跡に、自作したクマよけの鳴り物を設置した。集落では1日に民家敷地で成獣の出没があった。地元住民は警戒を強めているが、県外などの山城愛好者らは知らずに訪れることが予想される。注意を促すとともに、安全な散策に役立ててもらう。

 

 鳴り物は金属製の一斗缶に棒を取り付け「クマよけカンカン」の文字を書き込んだ。出没を受けて、地域安全の組織「留守番隊」の瀬戸正次隊長(69)らの呼び掛けで6個を作った。

 

 設置作業には瀬戸さんと、上河原大盛区長(65)、城址ガイドの仲谷巧勇さん(73)、城址管理人の高西丈一さん(64)、留守番隊の田地繁雄さん(67)の5人が参加した。

 

 鳴り物は駐車場と、本丸の休憩舎、搦手(からめて)口、トイレの4カ所に置き、駐車場と搦手口には鳴り物のつり下げ場所も作った。

 

 森寺自治会によると、森寺城跡は歩きやすい山城として愛好者に知られる。今年は新型コロナウイルスの影響で団体客は減ったものの、土日になると夫婦や数人のグループが見られる。

 

 上河原区長は「これまでもクマに人が襲われたことはなかったが、事故が起きないようにしっかり呼び掛けたい」と話した。