番屋を改修してお好み焼き店をオープンする明石さん=射水市放生津町

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築90年の番屋、お好み焼き店に 射水・内川沿いで広島から移住の70歳

2019/10/01 02:39

 射水市放生津町の内川沿いで3日、かつて漁師の番屋として使われていた築約90年の建物が、お好み焼き店に生まれ変わる。広島県東広島市から射水市に移住した明石富男さん(70)が、40年にわたって広島で焼き続けた腕前を発揮し、本場の味を届ける。内川に面する飲食店は少なく、にぎわいづくりに一役買う。

 

 明石さんが営む「広島風お好み焼き 富乃家」は2日にプレオープンし、3日から通常営業する。一人で切り盛りするため、席はカウンター6席のみ。お好み焼きのほか、焼きそばや牛串、タコの天ぷらなどを出し、期間限定でたい焼きなどの提供も考えている。テイクアウトも行う。

 

 明石さんは、広島県内でお好み焼き店を営んでいたが、7月に店を畳み、長男の博之さん(48)が住む射水市に移り住んだ。

 

 2010年に都内から富山に移住した博之さんは、同市八幡町の内川沿いで古民家を改装したカフェ「uchikawa 六角堂」を経営しており、広島で一人で暮らす明石さんを心配して「富山で店をしたらどうか」と提案した。

 

 博之さんが空き家となっていた内川沿いの町家を買い取り、番屋部分を店舗として改修した。特徴的な格子戸や歴史ある柱などを残しながら、趣のある店舗に仕上げた。

 

 北前船主の蔵や町家が立ち並ぶ内川沿いの風情ある街並みを気に入ったという明石さんは「地元の人にも、新湊を観光する人にも、立ち寄ってもらえる場所にしたい」と話した。昼は午前11時から午後2時、夜は午後4時から同8時まで営業し、水曜定休となる。