担架による搬送訓練に取り組む山岳警備隊員と消防隊員=立山・室堂平

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火山ガス事故備え救助訓練 立山・地獄谷 県警山岳警備隊、消防

2019/09/28 02:10

 立山・室堂の地獄谷周辺での火山ガス事故に備えた救急救助訓練は27日、現地で行われ、環境省立山管理官事務所や富山県警山岳警備隊、立山町消防本部など関係団体の約30人が事故発生時の救助作業や連携体制を確認した。

 

 室堂平のエンマ台から雷鳥荘に至る遊歩道で火山ガス濃度が上昇し、観光客2人が倒れたとの想定で行った。監視員が遊歩道内に置いてある防災箱の防毒マスクや空気ボンベで応急手当をし、通報で駆け付けた山岳警備隊員、立山町消防署員が1人を背負い、もう1人は担架で搬送した。

 

 訓練後の意見交換では、山岳警備隊から「観光客が多い場合、救助と並行して避難誘導が必要になる」、富山地方気象台からは「火山ガス濃度の上昇は火山活動と関連する。異常があれば連絡してほしい」などと意見が出された。

 

 地獄谷は火山ガス噴出のため2012年から立ち入り禁止となっている。周辺遊歩道にはガス濃度の検知器が設けられており、スマートフォンからも情報を見ることができる。