市道に設置されたグレーチング=砺波市福山

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蜂の巣状ふた、イノシシ防げ 砺波の市道に初設置

2019/07/11 01:33

 砺波市般若自治振興会と市鳥獣被害防止対策協議会は10日までに、中山間地域の同市福山の市道に、イノシシによる農作物被害防止を目的とした「グレーチング(溝ふた)」を設置した。ひづめのある動物が溝ふたの穴に足がはまるのを避け、侵入をためらう仕組み。「テキサスゲート」と呼ばれる対策の一つで、市道に設けたのは初めてとなり、市が監視カメラで効果を検証する。

 

 鉄製の溝ふたは縦1・8メートル、横5メートルで、蜂の巣状の編目があり、市道福山栃上線に設けたU字溝の上に置かれた。市道沿いにある既存の電気柵と組み合わせ、集落を囲むことで侵入防止効果を高める。市や国の交付金を活用し、約200万円かけて整備した。

 

 10日は、市職員や地元住民、市と般若地区の鳥獣被害防止対策協議会員らが現地で設置状況を確認した。般若自治振興会の牛古(ぎゅうこ)一善会長(67)は「道路からの侵入はかなり防げると思う。今後も地区全体で被害防止に努めたい」と話した。

 

 砺波市内では今年度、53頭(9日現在)のイノシシが捕獲され、前年同期比で33頭少ない。般若地区では2015年に集落の約4・7キロにわたり電気柵を設置し、17年には耐雪型侵入防止柵を整備。現在のところ、人的被害はないものの、家庭菜園などが荒らされる被害が出ている。