東京五輪の暑さ対策で高岡市が提案する「越中福岡の菅笠」=市役所福岡庁舎

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菅笠、東京五輪に売り込み 高岡市、小池知事に提案へ

2019/06/07 01:50

 東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として東京都がかぶるタイプの傘を試作する中、高岡市は6日、市特産の伝統的工芸品「越中福岡の菅笠」をアピールする方針を固めた。11日に首相官邸で開かれるホストタウン首長会議で高橋正樹市長が紹介するほか、小池百合子都知事にも贈りたい意向である。自然素材で機能的な元祖「かぶる傘」を組織委員会の役員用に採用してもらえないか提案する。

 

 小池知事は5月の記者会見で「男性でも日傘を使うのが気が引ける方は、思い切ってこれを使ってみてはどうか」とかぶる傘をPRした。直径60センチで熱や光を遮る効果のある素材を使っており、両手が使えるメリットがある。今後、五輪のテスト大会などで配る。

 

 ただ、在京報道機関やネット会員制交流サイト(SNS)では一部から「日本伝統の菅笠がいい」などの声が上がっており、高岡市としても国内シェア9割を超える「越中福岡の菅笠」をアピールできる機会と捉え、動きだした。

 

 富山県内唯一のホストタウンとしてポーランドが登録されている高岡市では、市教委が同国選手に菅笠を贈ることを検討する。市産業振興部は国や県などのパイプを生かして都や組織委に紹介できないか模索する。

 

 高岡市商工会は今年1月に東京・日本橋の県アンテナ店「日本橋とやま館」で帽子形のおしゃれな「菅笠マカロン」なども紹介している。越中福岡の菅笠振興会では4月からネット通販にも乗り出している。軽くて丈夫で通気性が良く、プラスチック製にはないCO2抑制にもつながる自然素材の菅笠を広める。

 

 6日に高岡市役所で開かれた市選出県議7人と高橋市長ら市幹部との懇談会で福岡地区を地盤とする川島国県議が提案した。