友好都市協定の締結を祝う出席者=氷見市役所

台湾・高雄市鼓山区と友好協定 氷見市、コロナ後の誘客期待

2020/12/06 01:44

 氷見市は5日、台湾・高雄市鼓山(こざん)区と友好交流都市協定を締結した。式典が市役所と同区の哈瑪星(はません)貿易商ビルをオンライン中継で結んで行われた。高雄は氷見市出身の実業家浅野総一郎が開発に貢献した都市であり、林正之市長と林福成区長は新型コロナ収束後を見据え、双方向の観光誘客に力を入れる考えを示した。

 

 林市長が「高雄改称100年の節目の締結をうれしく思う」とあいさつ。林区長が「交流の扉を正式に開くことができた」と述べた。陳其邁(きまい)高雄市長は友好関係が100年続くことを期待した。

 

 交流イベントとして、出席者が氷見の地酒と高雄のビールで乾杯した。大野究氷見市立博物館長がリモートで講演した。式では浅野の業績を紹介する動画が上映された。

 

 氷見市と高雄市は2018年から交流しており、林市長が昨年訪問した際、友好都市締結を提案した。氷見市に見合った区を締結先として探し、人口約14万人で浅野とゆかりがある鼓山区が選ばれた。同区には浅野が開発に関わった市街地の哈瑪星地区や高雄港、セメント工場跡、採石場跡などがある。

 

 氷見市の海外との友好協定は10月に締結した中国・寧海(にんはい)県に続いて2都市目となる。