最高賞に選ばれた喜びを語る猪原さん=富山市藤の木台

富山児童文学賞に猪原さん 童話コンクール入賞者決まる

2020/09/15 01:54

 第47回県児童文学祭(県児童文学協会主催、富山新聞社後援)の童話コンクールの入賞者が決まり、最高賞の富山児童文学賞に猪原千津子さん(72)=富山市藤の木台=の「コロちゃんとコーラスなかまたち」が選ばれた。10月4日に射水市大島絵本館で開催される文学祭で、授賞式が行われる。

 

 コンクールは県内外から61編が寄せられた。児童文学協会の魚瀬ゆう子会長らが選考し、最高賞のほか、優秀賞10編、優良賞と佳作それぞれ11編を選んだ。

 

 「コロちゃんとコーラスなかまたち」は、歌が大好きなカエルのコロちゃんが主人公。コロナ禍(か)の社会に翻弄(ほんろう)されながらも、仲間と一緒にコーラスに挑む姿を描いている。

 

 魚瀬さんは「コロナの制圧のためには、社会的距離をとらなければいけないが、お互いの心まで遠ざけてはいけないということを、小さな子どもにも分かりやすく伝えている」と評価した。

 

 最高賞作品は24日付本紙文化面の「とやま童話」欄に掲載される。猪原さんは「受賞にはびっくりした。勇気と希望が湧く内容で、いまの子どもたちにコロナに負けないでほしいというメッセージを込めた」と笑顔を見せた。

 

 児童文学祭は10月4日午後1時半に始まり、授賞式後に「コロちゃんとコーラスなかまたち」の朗読が披露される。射水市大島絵本館の立野幸雄館長が「欧米と日本の絵本・童話に見られる子ども観の違い」の題して記念講演する。