噴水で水遊びを楽しむ子ども。県内では今月に入り真夏日が続く=5日、富山市の富岩運河環水公園

熱中症、過去10年で最少 県内6~7月、搬送76人

2020/08/06 01:14

 県内で今年6~7月、熱中症の疑いで搬送された人が速報値で76人となり、過去10年で最少となったことが5日、県などのまとめで分かった。100人を初めて下回った。例年救急搬送が増える7月は雨が降り続き、日照時間が平年と比べて少なく気温も低かったことが影響したとみられる。梅雨明け以降は気温が上がり、今月中旬からは夏本番の日差しが照り付けると予想されており、注意が必要だ。

 

 県や総務省のまとめによると、県内では6月に31人が熱中症疑いで搬送された。6月は平年よりも気温が高く推移したため、搬送人数は昨年より5人多く、平年並みだった。

 

 今年の北陸地方の梅雨は6月11日から8月1日までの52日間で、県内の日照時間は平年の5~7割にとどまった。この影響で、7月の搬送が大きく減少。総務省が5日に発表した6月1日~8月2日の搬送者数の速報値は76人となった。7月の気温が高かった昨年は380人が搬送された。

 

 一方で、今月は4日に今年初めて35度を超える猛暑日となるなど、気温の高い日が続く。新潟地方気象台によると、北陸地方は8月10日ごろから暖かい空気が流れ込みやすく、平年より気温が上がる見通しだ。

 

 県消防課の担当者は、新型コロナウイルス対策でマスクを着用する人が多く、熱中症のリスクが高まる恐れもあるとし「例年以上にこまめな水分補給や休憩を心掛けてほしい」と呼び掛けている。