ライチョウ、無事ふ化 富山市ファミリーパーク 母鳥が抱卵やめた8個

2020/08/06 01:14

 富山市ファミリーパークは5日、国の天然記念物で絶滅危惧種ニホンライチョウのひな8羽がふ化したと発表した。今年、パークでふ化したひなは計11羽になった。

 

 パークによると、ふ化したのは、いしかわ動物園(能美市)生まれの1歳の母鳥が6月16日~7月13日に産んだ卵8個。母鳥が抱卵をやめたため、ふ卵器で温めていたところ、8月5日朝にふ化を確認した。

 

 ひなはいずれも体長約6・5センチ、体重は15~17グラム。ひなは二つのケージに4羽ずつ飼育されている。5日夕から刻んだコマツナなどが与えられ、ケージ内を元気に動き回っている。

 

 パークは、ひながふ化の際、いずれも母鳥を見ておらず、母鳥による自然育(いく)雛(すう)は難しいとして、人工飼育を続ける。

 

 パークでは2羽の雌と1羽の雄で繁殖に取り組んでいたが、別の雌が先に産んだ3羽はいずれも体調不良で死んだ。動物課の小峠拓也課長代理は「検証を行い、来年こそは自然育雛を成功させたい」と話した。