清酒「九転十起」の出来栄えを話し合う小伏脇社長(右)と髙澤社長=氷見市北大町

清酒「九転十起」発売 氷見と浅野の縁

2020/07/18 01:51

 氷見市出身の実業家で京浜工業地帯の父と称される浅野総一郎の座右の銘を冠した清酒「九転十起(きゅうてんじゅっき)」が出来上がった。同市の地域商社「九転十起」と髙澤酒造場が共同開発した。ラベルに同市にある浅野の銅像と、海越しの立山連峰の写真をプリントした。国内外の浅野関連企業に販売するほか、ふるさと納税返礼品として用い、浅野の顕彰活動に役立てる。

 

 九転十起は多くの失敗を重ねても、夢を持ち目標に向かって努力すれば必ず成功するという浅野の人生訓として知られる。

 

 地域商社「九転十起」は昨年10月の設立以来、全国に広がる浅野の縁を生かし、氷見の物産品の販路拡大に取り組んできた。小伏脇健郎社長が、浅野と氷見の縁を伝えるインパクトのある商品として髙澤酒造場に清酒の開発を依頼した。

 

 清酒は南砺市産の酒米「山田錦」で仕込んだ純米大吟醸。髙澤酒造場の髙澤龍一社長によると、口当たりがよく、洋ナシのような香りですっきりした味わいに仕上がっている。720ミリリットル入りで3千円(税別)となっている。

 

 18日から髙澤酒造場や九転十起のウェブサイトなどで販売する。

 

 小伏脇社長と髙澤社長は「全国にいる浅野ゆかりの人たちが氷見に関心を持ち、訪れるきっかけになるとうれしい」と期待を寄せた。