編集した映像を見る森杉さん(右から2人目)と巻島さん(同3人目)=今月4日、氷見市磯辺

消えた獅子舞、DVDに 氷見・礒部神社、33年前の映像

2020/07/09 01:16

 1987(昭和62)年に氷見市磯辺で行われた礒部神社の本殿竣工行事のビデオ映像が見つかり、DVD映像として約30分に編集された。現在は途絶えている獅子舞や、太鼓台、アゲモン(みこし)の巡行などを繰り広げ、集落を挙げて祝った様子が収められている。住民らは地域の貴重な記録として伝えていく。

 

 同市の環境保全団体「八代環境パトロール隊」の森杉國作隊長(79)=磯辺=らの依頼を受け、NPO法人ネットジャーナリスト協会=東京=の巻島大樹さん(41)が編集した。巻島さんはパトロール隊と交流し、氷見の山里の暮らしや自然の美しさを題材にした映像を自主制作している。

 

 巻島さんが磯辺の獅子舞の映像を探していたところ、礒部神社の竣工行事のビデオが旧家に残っていることが分かり、借り受けて編集した。

 

 礒部神社の本殿拝殿の新築工事の竣工式は33年前の5月17日行われた。青年団によって獅子舞が披露され、新たに作られた太鼓台や、米俵を載せたアゲモンが集落内を引き回され、稚児行列もあった。森杉さんによると、獅子舞は担い手不足で10年ほど前から行われておらず、アゲモンは竣工式のために特別に用意されたとみられる。

 

 巻島さんは約30分の映像を2~3分程度に再編集して動画投稿サイトで流す考えだ。森杉さんは「この50年で地域が一番盛り上がった日。若かりし頃の住民が映っており、懐かしい」と話した。