完成した紙芝居を手に取る小林巡査部長=小矢部署

紙芝居で防犯交通安全 小矢部署・小林巡査部長 児童向けに

2020/06/04 01:59

 小矢部署地域交通課の小林幹央巡査部長(40)は3日までに、小矢部市内の小学生向けに交通・防犯安全紙芝居をつくった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、交通安全や防犯に関する催しが相次いで中止となったため、手作りの紙芝居で広報啓発活動を繰り広げる。

 

 紙芝居はB4判のスケッチブックを利用した全32枚で、道路横断時の安全確認や信号の見方、防犯標語「きょうはいかのおすし」をテーマにした内容。交通標識や道路を味わい深いタッチで描き、駐車場では飛び出さず、自転車の安全点検の重要性も盛り込んだ。

 

 小林巡査部長は小中学生のころ、習った書道のおかげで、字には自信があるが、絵は少し苦手という。「いかのおすし」を紹介する絵では、イカをあえてタコにして描くなど、子どもたちとの掛け合いを楽しむことも意識した。

 

 小林巡査部長は2016年3月から2年間、砺波署中野駐在所で勤務し、子ども向けの交通安全教室で講話を行った。ところが、話を聞かなかったり、飽きてしまったり児童もいて、「手書きの紙芝居なら、熱意が伝わりやすいのではないか」と考えた。

 

 昨年3月、小林巡査部長は地域課(現地域交通課)自動車警ら係主任として小矢部署に配属。交通安全教室を直接担当する部署ではないが、駐在所での経験とコロナ禍が紙芝居制作への意欲をかき立てた。

 

 今月15日以降に市ケーブルテレビで放映を予定し、内容を収めたDVDもつくる。小林さんは「繰り返し啓発することで交通安全や防犯への意識が高まる。子どもたちにしっかりと知識を伝えたい」と話した。