協議会員が製作した冊子=高岡市福岡町福岡

「昭和の福岡」冊子に 自治連絡協議会、住民の記憶をまとめ

2020/06/03 01:24

 高岡市福岡地区自治会連絡協議会が、福岡で昭和を過ごした住民の記憶をまとめた冊子「語り継ぎたい昭和の福岡町」を完成させた。住民の寄稿文と聞き取りをまとめており、菅笠(すげがさ)製作で栄えた様子や戦争体験などが記されている。地元の小中学校や博物館に配布し、地域の歴史を後世に伝える。

 

 協議会の矢竹有至会長(71)と編集役の中村英一さん(74)が中心となり、約2年かけて住民の取材などに取り組んだ。旧市街地19自治会の住民50人以上の話が掲載されている。A4判250ページで、250部製作した。

 

 終戦間際の福岡小の教室が東京から来た疎開児童で満室状態になった話や、鉄道を利用して菅笠の販路拡大を図った話が紹介されている。矢竹会長は「今の住民も知らないような裏話がたくさんあり、面白い内容になった」と胸を張る。

 

 当時の写真や地図、浮世絵に加えて、矢竹会長がデザインしたキャラクターのイラストなども盛り込み、子どもでも親しみやすくした。

 

 冊子は地元住民や公共施設に配布した後、一般向けに販売することも検討している。矢竹会長は「昭和が遠くなっていく中、住民のいろんな経験を紹介することができた。たくさんの人に読んでもらいたい」と話した。