壁に絵を描く谷中さん(右)と作業を見守る山本さん=富山市桜木町

スナックに沖縄壁画 富山・桜木町 繁華街の活気願い

2020/05/20 01:32

 富山市桜木町のスナック「嘉利(かりぃ)」の壁面に沖縄をイメージした絵がお目見えした。店を経営する山本なおみさん(51)が新型コロナウイルスで人通りが減った繁華街に元気を与えようと、富山市の彫師、谷中愛さん(46)に依頼した。シーサーやハイビスカスなどを鮮やかに描いた壁画で、2人は「沖縄のように明るく活気のある街になってほしい」と願った。

 

 山本さんが空と海をイメージして水色に塗った約2・5メートル四方の壁に、谷中さんが緑や黄、赤色などの水性ペンキでハイビスカスの花やヤシの木を大胆に描き、シーサーなどを配している。壁は通りに面しており、絵の中央にいすを置き、客や通行人が自由に写真撮影を楽しめるようにする。

 

 山本さんは大の沖縄ファンで、店名の「嘉利」は「めでたい」という意味の方言。店では沖縄の料理や酒を提供している。コロナ収束後も壁画はそのままにし、街の名物にしたい考えで「沖縄気分を楽しんで、桜木町も沖縄も好きになってほしい」と語った。

 

 谷中さんは、スナックの常連客から差し入れをもらったり、通行人から励ましの声を受けたりしながら、力作を仕上げており、「絵を通じて明るい気持ちになってほしい」と話した。