オニバスを守る金網を設置する研究会のメンバー=氷見市十二町潟水郷公園

オニバス守る金網 氷見・十二町潟公園 カメ、ザリガニ侵入防ぐ

2020/03/23 01:36

 環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているオニバスの保全に取り組む氷見市オニバス研究会は22日、同市十二町潟水郷公園の池に自生するオニバスを守る金網を設置した。生育を邪魔する生き物の侵入を防ぐ金網で、市教委が新年度から国天然記念物の十二町潟オニバス発生地を復元する調査に乗り出すことを受け、研究会では地元が誇る自然の保護へ決意を新たにしている。

 

 研究会責任者で市自然保護員の久保秋次さん(79)=同市園=と会員の竹内憲治さん(78)=同市宮田=が、オニバスの茎を食べるカメやザリガニ、ライギョが自生地に入ってこないように、金網を張った竹の棒を池に打ち込んだ。

 

 研究会によると、今年は暖冬で水温が高いことから、オニバスは例年より早く、今月末には発芽する見込みとなっている。7月下旬ごろには開花し、葉が池一面に広がる様子が見られるという。久保さんは「暖かい日が続いているので、たくさんの花を咲かせてくれるはず」と期待を寄せた。

 

 市教委は新年度、十二町潟の発生地で、ドローンを使って他の植物の生育や、根を張るのに必要な泥の堆積状況を調べる。久保さんは「オニバスを守り、たくさんの人に見てもらいたい」と話した。