フェスへの準備を進める福島さん(右)=小矢部市芹川

旧宮島村役場、芸術で彩り 小矢部の登録有形文化財、13日から催し

2019/10/11 01:53

 小矢部市芹川の登録有形文化財旧宮島村役場で13、14日、アート作品に触れる催しが開かれる。これまで催しは旧役場を自宅兼工房としている染織作家の福島あずささん(56)が企画してきた。今年は県内の地域おこし協力隊員が支援し、開催にこぎつけ、大正ロマンあふれる空間を芸術で彩る。

 

 旧宮島村役場は1926年、小矢部市糠子島に建てられ、公民館として活用された。取り壊しが決まり、福島さんの夫の立二(たてじ)さんが86年に現在地へ移築し、2001年10月に登録有形文化財に指定された。

 

 催しは12年以降、「アマポーラフェス」として開催されてきた。立二さんが亡くなった15年は中止となり、16、17年は福島さん1人で運営したが、昨年は取りやめた。

 

 小矢部市地域おこし協力隊員の元井康平さん(32)が取り組みを知り、協力を申し出た。2年ぶりの開催に、福島さんは「古い建物の中でじっくりとアートを楽しんでほしい」と話した。

 

 催しでは、南砺市地域おこし協力隊員の松井香楠(かな)子(こ)さん(33)が2階を彩る。白い布などを使った飾り「ガーランド」を庭先から部屋に向かうように配置し、癒やしの空間を演出する。

 

 1階では富山、石川県などの作家十数人のアート作品が販売される。焼き菓子やランチ、肉料理などの販売やコンサートのほか、アクセサリー作りが体験できる。