衛星回線を通じて昭和基地の生活を語る松本さん=高岡市の福岡にぎわい交流館

南極と高岡、中継で結ぶ 観測隊員の松本さん、昭和基地の暮らしや自然紹介

2019/10/07 01:26

 青少年の国際交流などを推進するラボ国際交流センター(東京)の南極中継イベント「南極からのリアルなメッセージ」は6日、高岡市の福岡にぎわい交流館で開かれた。約1万4千キロ離れた昭和基地と会場を衛星回線で結び、第60次南極地域観測隊員の松本なゆたさん(39)=金沢市出身=が、富山、石川県内の親子ら約100人に南極の自然や暮らしを伝えた。

 

 松本さんは来年3月まで南極に滞在して、地質調査に取り組むことになっている。松本さんは、基地ではオーロラを真上に見ることができ、観測に適していると説明。バーやカフェ、病院に加え、トマトやキュウリを育てる農場があることも紹介した。

 

 参加者からは「南極でも温暖化が進んでいるか」「南極で見た一番素晴らしかった景色は」などと質問が飛んだ。

 

 中継時の現地の気候は付近が見えないほどの暴風雪で、スクリーンにその光景が映し出されると、来場者から驚きの声が上がった。参加した砺波市砺波南部小3年の西永光汰君は「実際に南極に行ってオーロラを見てみたい」と感想を述べた。

 

 会場には降り積もった雪でできた南極の氷や、隊員の防寒服が展示され、コミュニケーション能力の向上を図るワークショップも行われた。