「神通」の慰霊顕彰祭で神楽を奉納する巫女=高岡市の射水神社

軽巡洋艦「神通」に祈り 高岡の射水神社で慰霊顕彰祭

2019/07/15 01:35

 神通川にちなんで命名され、太平洋戦争中に米軍の攻撃によって南太平洋・ソロモン諸島のコロンバンガラ島沖で沈没した旧日本海軍の軽巡洋艦「神通」の慰霊顕彰祭は14日、高岡市の射水神社で行われた。今年は、同島沖の海底で神通の船体の一部が見つかったことを報告する「発見奉告の儀」を兼ねた。関係者が最前線で戦い抜いた神通をたたえ、戦没者の冥福と平和を祈った。

 

 艦船画家菅野泰紀氏が描いた神通の鉛筆画を前に、松本正昭宮司が祝詞、帝国海軍軍艦慰霊顕彰会の久野潤会長(38)が祭文を奏上し、巫女(みこ)が神楽「末広の舞」を奉納した。

 

 久野会長と、名前を受け継いだ海自の護衛艦「じんつう」の3代目艦長を務めた竹口健二さん(67)=高岡市角=らが玉串をささげた。久野会長は「神の加護と地元の崇敬、現代に伝わる海軍精神が重なったことが、神通の発見につながった」と話した。

 

 慰霊顕彰祭は、艦内にあった「神通神社」が、射水神社から分霊を受けていたことが分かったため、昨年から始まった。