若者が伏木の未来を語り合ったパネル討論=高岡市伏木コミュニティセンター

「田舎の港町」守りたい 伏木港120周年シンポ 中高生ら討論

2019/07/14 01:30

 伏木港開港120周年開港日記念シンポジウムは13日、高岡市伏木コミュニティセンターで約250人が参加して開かれ、パネル討論「ぼく達・私達に語らせて!みなとまち伏木」で中高生や若者ら7人が伏木の将来像を話し合った。7人は人々の温かさや歴史文化を誇る「田舎の港町」を守りたいと語り、伏木港を開放してアートやキャンプを楽しむにぎわい空間づくりも提案した。

 

 伏木中3年の江尻怜央(れお)さん、飯澤香文(かのり)さん、伏木高3年の小松真さん、山田來(な)知(ち)さん、伏木商工業青年部会直前会長の林隆史さん、ふしき坂ノ上ヴィレッヂ代表の牧野友香さんが、フリーアナウンサーの車吉章さんの進行で、「10年後のみなとまち伏木!?」をテーマに意見を出し合った。

 

 中高生は一様にJR氷見線や路線バスなど公共交通の利便性向上を求め、「子どもや高齢者だけではなく観光客にも利用してもらえる」と述べた。世界に開かれた港町として多くの外国人にも住みやすい伏木を目指してほしいとの声も上がり、伏木港を地元住民や観光客らが集う場にすることへの期待が聞かれた。

 

 過度な都市化を目指すのではなく、空き家や空き店舗を活用しながら、日本を感じられる「田舎の港町」として、ゆったりとした時間を味わえる伏木であってほしいとの提言も。会場も加わり「万葉文化やロシア交易などの伏木の特長を伸ばしていこう」と、みなとまち伏木の発展を期した。

 

 伏木港は大伴家持が越中国守として赴任した時代から1300年以上の歴史がある。1899(明治32)年7月13日に海外との自由貿易ができる開港場に指定され、富山県内はもとより、北陸の経済を支えてきた。

 

 27日に記念式典や曳山がぶつかり合う「かっちゃ」が披露される。27、28日には海上自衛隊の護衛艦「かが」が一般公開される。