台湾産マンゴーの安全性を確かめる植物防疫官=富山空港

富山空港、検疫始まる 台湾からマンゴー300キロ輸入

2019/07/08 01:40

 富山空港で7日、6月に開設された検疫施設の完成記念セレモニーが行われ、農林水産省や富山県、富山空港協議会の関係者ら約30人が出席し、富山と台湾の経済交流の活性化に期待を込めた。空港には早速、台湾産マンゴーが運び込まれ、農水省の担当者が検疫施設で安全性を確かめた。

 

 検疫施設は害虫や病気の原因となる菌の飛散を防ぐ建物で、広さ9・9平方メートルで総工費は約180万円で県が半額を補助した。検疫施設がある地方空港は珍しく、今後は台湾などから果物や野菜を輸入するだけでなく、県産食材の輸出にも活用する。

 

 7日は富山―台北便でマンゴー300キロが空輸された。農水省名古屋植物防疫所伏木富山支所の植物防疫官2人が15キロ分をサンプルとして検疫施設に運び、害虫やカビの付着が無いかを目視で確かめた。

 

 マンゴーを輸入したR&Tグループ(富山市)によると、従来利用して来た羽田空港では、検疫を受けて富山市内の冷蔵倉庫に運ぶまでに空港内で一日保管する必要があった。富山空港を使うことで検疫を受けた当日に倉庫に運ぶことができる。同社はブドウやライチ、ポンカンなどの輸入も検討している。

 

 式典では富山空港ターミナルビル社長の山崎康至副知事と、県日台親善協会長の中川忠昭県議会議長があいさつした。