学校用具について説明する脊戸館長(左)=砺波市の砺波民具展示室

「砺波の民具」132点追加 市文化財保護審が答申

2019/06/01 01:53

 砺波市文化財保護審議会は31日、市有形民俗文化財「砺波の民具」に、獅子舞用具一式や学校用具、太平洋戦争時の遺品など132点を追加指定するよう市教委に答申した。2007年に砺波の民具が市文化財に指定されて以降の寄贈品のうち、今後、収集が難しくなるものを対象にした。追加指定されると「砺波の民具」は計640点になる。

 

 追加指定が答申された民具は、明治から昭和初期の獅子頭5点や胴幕、獅子取りの衣装など9点、昭和30年代の学校で弁当を温めた暖飯器や机、椅子、電気オルガンなど5点、軍服や戦死者の陰膳(かげぜん)用御膳など太平洋戦争で使用された遺品72点、昭和30~40年代の配置薬の小袋や箱など売薬さんの用具15点など。6月中に開く、教育委員会定例会で正式決定する。

 

 砺波郷土資料館の脊戸高志館長は「昭和を中心に砺波の集落の生活が分かる。夏に展示し、若い世代に伝えたい」と話した。

 

 「砺波の民具」は07年に5528点が市有形民俗文化財となった後、文化庁の基準に基づき3648点に整理された。このうち、17年に「砺波の生活・生産用具」として3140点が国重要有形民俗文化財に指定された。508点が市文化財のまま残った。