北陸コカがテレワーク 前日申請でOK

2018/12/30 01:42

 北陸コカ・コーラボトリング(高岡市)を中核とする双爽(そうそう)グループ8社は1月から社員が自宅や最寄りの支店などでの勤務を選択できるテレワークを導入する。社員が働きやすい勤務環境を整え、生産性向上と人材定着につなげる。

 

 導入地域は営業エリアの北陸三県と長野県の全体で、対象者は社外とのやりとりが少ない「自己完結型」「創造集中型」と呼ばれる職務に分類される部門の社員とする。主に総務や人事、広報、情報システム関係を想定している。育児や介護、地域活動への参加などの際、前日までに上司に申請して認められれば、本来の勤務場所ではなく、自宅や最寄りの支店などで仕事に取り組める。

 

 また、仕事で外出する際、出先から自社まで戻るのではなく、その場所から近い支店などで仕事を済ませる、という勤務も可能になる。こうした要件は徐々に緩和して対象者を増やしていく。テレワークできる日数に上限は設けない。

 

 北陸コカ・コーラボトリングは4~6月、社員3人を対象に導入試験を行っており、参加者からは「通勤のストレスが軽減された」「家族団らんの時間が増えた」などの好意的な感想が出され、業務に支障が出なかったため、本格導入を決めた。

 

 このほか、1月からは財務部門を対象に、勤務時間にメリハリを利かせられる変形労働時間制を導入する。決算期など繁忙期は所定労働時間を8時間以上に増やす代わりに、繁忙期以外は8時間未満に減らし、年間で通算の労働時間が増えないようにする。

 

 北陸コカ・コーラボトリングの担当者は「多様な人材が生き生きと働き、社会に大きな価値を提供できる環境を整えていく」と話している。

 

 富山県内の企業では、富山銀行も1月4日からテレワークを試行し、7月に本格導入する。人口減少に伴う労働力不足の影響を抑えようと、勤務態勢の改善を図る企業が相次いでいる。