入浴中死亡、7年連続100人超 富山県内 「ヒートショック」に用心

2018/11/27 01:53

 県内で2017年、入浴中におぼれて亡くなった人数が101人となり、7年連続で100人の大台を超えた。全国では6052人が死亡し、うち5600人(92・5%)が65歳以上の高齢者だった。激しい温度差によって血管が急激に収縮し、脳卒中を引き起こす「ヒートショック」による原因が大多数を占めるとみており、県は冬を前に注意を呼び掛けている。

 

 厚労省の人口動態統計によると、17年は男性53人、女性48人が亡くなった。

 

 県内で入浴中に死亡した人の数は09、10年は80人で、11年に110人、14、15年に127人に達し過去最高となった。16年は113人に減った。

 

 県は、入浴中に死亡した場合は病死に区分される場合もあることから、実際の数字は3~4倍である可能性が大きいとしている。核家族化によって一人暮らしの高齢者が増えているため、脱衣所で倒れたり、浴槽に沈んだりしていても発見が遅れる例が多い。

 

 県は、防止策として▽食後30分~1時間以内や飲酒時、体調が悪いときは入浴しない▽湯の温度は41度以下、10分までの半身浴とする▽脱衣所に暖房を入れ、浴室は浴槽のふたを開け温度を上げる▽入浴前に水分を補給する▽入浴前に家族へ声を掛ける▽かけ湯をして体を慣らす―などを挙げている。