伝統の技と革新のデザインを融合した商品に見入る参加者=高岡市金屋町

中国の職人、銅器や漆器学ぶ 高岡の工房で交流事業

2018/10/16 01:46

 中国中小商業企業協会の第1回日中若手職人交流事業は15日、高岡市を訪れた中国の若手職人ら約160人が工房などを視察し、デザイン性を高めた銅器や漆器の工程を学んだ。高岡の職人とのパネル討論も行われ、手仕事の発展に向け、今後の交流に期待した。

 

 日中平和友好条約締結40周年記念事業の一環で、爆買いブームの仕掛け人とされる経済ジャーナリストの呉暁波(ごぎょうは)さんが企画した。

 

 呉さんは「若い職人が高岡に多く集まっているのに驚いた。高岡の匠(たくみ)の心に大いに刺激を受けた」と語った。高橋正樹市長は「若手職人が切磋(せっさ)する場を高岡で実現できればうれしい」と述べた。

 

 11、12日に都内で開かれた展示会と交流フォーラムに参加した中国の若手職人や工業デザイナー、大手メディア関係者らが、高岡を訪問した。高岡市金屋町の四津川製作所では、伝統の職人技と新たな発想やデザインを融合した商品に高い関心を示した。

 

 中国では近年、手仕事の価値を見直す動きが急速に広がっているという。パネル討議では、中国側が、高岡の伝統工芸品は海外市場に広がる可能性が高いと評価し「匠の精神を持つ企業がより発展するため、人工知能やビッグデータなどの技術を高めなければならない」などと指摘した。