橋脚の一部が落下して通行止めとなった下新橋=富山市下新本町

下新橋の橋脚、一部崩落 富山・富岩運河 通行止め、迂回促す

2018/05/19 01:53

 富山市下新本町の富岩運河に架かる下新橋で18日、コンクリート製の橋脚の一部が崩落しているのが見つかり、橋を管理する市は落橋の危険性があるとして通行止めとした。上流側の木場橋などへの迂回(うかい)を促す。市は損傷の状態や原因解明に向けた調査を進め、今年度中の修繕工事の着手を目指す。

 

 橋脚の一部崩落に伴うけが人はおらず、富山県と市が富岩運河で運行する「富岩水上ライン」の営業に支障はない。

 

 下新橋は長さ64・3メートル、幅6・8メートルで、1965年に建設された。周辺の工場地帯や住宅街を結ぶ橋として使われていたが、昨年度の法定点検で橋脚に22ミリのひび割れが見つかったため、モニタリング装置を取り付けて観測していた。

 

 市によると、15日からひび割れが拡大し、18日午前7時55分から8時55分の間に装置が異常を感知した。職員が現地で調べたところ、橋脚のコンクリート部材の一部が長さ1メートル、幅30センチにわたって欠けているのが見つかった。大型車両が通行した場合、橋脚が崩れる危険性があり、同日午後2時に通行止めとした。

 

 市は下新橋の修繕による復旧を目指す方針で、損傷状態の調査結果次第で架け替えを検討する。

 

 市内では、2012年9月に八尾地域の山吹橋、15年10月に大山地域の瓶岩(かめいわ)橋がそれぞれ老朽化のため通行止めとなった。市内の全約2200橋のうち、1割程度が次回の法定点検までに修繕などの対応が必要という。県内では、魚津市と滑川市が共同管理する月形橋が17年12月、腐食の進行により通行止めとなっている。