大雪の影響で路面が損傷した国道8号=7日、富山市内

雪の爪痕、パンク急増 凍結で劣化道路損傷

2018/03/08 01:50

 今冬の大雪の影響で富山県内の道路が損傷し、走行中に車のタイヤがパンクする事故が相次いでいる。除雪時に重機が道路を傷付けたり、凍結と融解を繰り返して劣化が進んだりし、路面に剥離や穴が目立っており、7日までに県道などで計15件のパンク事故が確認された。各道路管理者は「重大事故に直結する恐れがある。道路の損傷を発見した際には直ちに連絡してほしい」と呼び掛けている。

 

 県管理道路では大雪に見舞われた1月に富山市で1件、2月に射水市4件、南砺市で1件のパンク事故が発生した。

 

 県によると、道路に穴ができたり、路面がはがれたりすることで、部分的に凸凹になった路面を通過した車のタイヤが傷付いたことが原因とみられる。チェーンを装着した大型車の通行で路面を傷付けるケースもあるという。

 

 国土交通省富山河川国道事務所のまとめでは、2月11~13日の大雪後、14日に高岡市の国道8号側道でパンク事故1件が確認された。富山市道でも2、3月に計4件起きた。

 

 国、県、市道とも、昨年度は路面損傷によるパンク事故は発生しておらず、気温低下による凍結や除雪機械の稼働が増えたことが背景にあるとみられる。

 

 中日本高速道路金沢支社によると、6日には小矢部市の北陸自動車道下り線で車4台がパンクする事故が起きた。大雪などの影響で、今年度に富山県内の同自動車道で確認された損傷箇所は2月末時点で前年同期比229カ所増の336カ所と急増している。

 

 高岡市でも、今冬は雪による市道の損傷や側溝の損壊、ブロック塀の破損などが例年の2倍の270件確認された。補修費用は例年500万円程度だが、市の担当者は「今年はまだ全体の被害規模が分かっていないが、少なくとも補修費用は例年の2倍以上になる可能性がある」と話す。

 

 県富山土木センターには、1、2月に道路利用者から道路損傷に関する24件の問い合わせ、相談が寄せられた。

 

 各道路管理者は定期的に道路を巡回し、損傷があれば補修剤で埋めて応急処置している。ただ、今年は特に損傷が多く、対応が追い付いていないのが実情だ。