打ち合わせを行う山崎さん(左)と髙島さん=のと鉄道穴水駅

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参拝者向けツアー企画 輪島・總持寺祖院、のと鉄道

2020/09/24 01:12

 来年の曹洞(そうとう)宗大本山總持寺の開創700年に合わせ、輪島市門前町の總持寺祖院と穴水町ののと鉄道がタッグを組み、ツアーの企画に乗りだす。全国から集う檀信徒や参拝者向けに能登を周遊する商品や、祖院での修行体験などをコースに組み込んだ商品を提案する。百年に一度の節目を機に、コロナ禍で打撃を受けた能登の観光産業を盛り上げる。

 

 祖院によると、曹洞宗の檀信徒は、總持寺と並ぶ曹洞宗大本山である永平寺を参拝し、金沢を観光してから最後に祖院を訪れるルートが主流となっており、能登の観光地を巡る機会はほとんどないという。

 

 開創700年の来年に總持寺祖院では大規模な法要や行事、式典が行われ、多くの檀信徒や拝観者が訪れるとされる。来訪者に輪島朝市や国名勝「白米千枚田」などの観光スポットにも足を運んでもらおうと、両者が協力してツアーを企画することにした。

 

 のと鉄道が現在扱う旅行商品には總持寺祖院を巡るツアーは少ない。新たな商品では、宿坊や精進料理などの体験型プログラムを用意し、祖院の魅力に触れてもらう。コロナの影響で小中学生の修学旅行先が県内や近隣県に変更する動きが出ていることから、修学旅行商品としても提供する予定だ。

 

 ツアーの企画に向け、23日に總持寺祖院の髙島弘成副寺(ふうす)(47)と、のと鉄道ツアー誘客統括マネジャーの山崎研一さん(49)が同鉄道の穴水駅で打ち合わせを行った。

 

 11、12月に旅行会社の担当者を集めて、モニターツアーを実施する予定で、山崎さんは「コロナで弱っている能登のお店などを元気づけるきっかけになり、観光客が魅力に発見してもらえるようしていきたい」と意気込んだ。髙島副寺は「全員で協力し合って、地域を活性化させたい」と話した。