大作を鑑賞する来場者=金沢市の石川県立美術館

おでかけニュース

新表現模索の89点 県立美術館、一陽展金沢展が開幕

2019/11/22 01:18

 第65回記念一陽展金沢展(一陽会石川支部、北國新聞社主催)は21日、金沢市の石川県立美術館で始まった。金沢での開催は5年ぶりで、新たな表現を模索する出品者の意欲を具現化した絵画、彫刻、版画の計89点が披露された。

 

 絵画では、水彩や油彩、エアブラシ、鉛筆のみなど、作家それぞれの世界観に合った道具を使い、具象から抽象まで幅広い作品が並んだ。

 

 運営委員の大場吉美石川支部長は、平穏、高ぶりなど女性の豊かな表情を表現した「ゆらぎ」を出品した。同じく運営委員の細川尚さん(千葉県君津市)は「七人の巫女(みこ)」で化石と一体化した女性を幻惑的に描き、濵田清さん(千葉県八街市)は「風孕(はら)む予感」で、細かな陰影で、大胆にあしらったこいのぼりややっこだこなどを立体的に描写した。

 

 会員最高賞の鈴木信太郎賞に選ばれた白井正浩さん(金沢)の「不毛地帯」も来場者を引き付けた。

 

 23日午後3時から運営委員による作品解説がある。25日まで。入場料は一般500円(大学生以下無料)。