報道関係者らに先行公開されたチームラボの作品=金沢21世紀美術館市民ギャラリーB

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アートに体ごと没入して 「永遠の海に浮かぶ無常の花」展

2019/08/09 02:01

 デジタル技術を駆使した革新的な体験型アート展「チームラボ永遠の海に浮かぶ無常の花」(北國新聞社など主催)の開幕を翌日に控え、会場の金沢21世紀美術館で8日、記者発表と報道先行内覧会が開かれた。猪子寿之(いのことしゆき)チームラボ代表は金沢展で初披露する実験的な作品について「10年、50年、100年たった時に歴史的なエポックだったと思われる作品にしたい。体ごと没入してほしい」と語り、大勢の来場に期待を込めた。

 

 チームラボはプログラマーやCGアニメーター、数学者、建築家ら多分野の専門家で構成するアート集団。金沢での個展は初となる。

 

 初公開の「光群落(ひかりぐんらく)」は数百の球体「光るもの達」が互いを認識しながらレール上を自律走行する作品で、鑑賞者の振る舞いによって球体が放つ光の色が連動して変化する。

 

 数年前から構想していた大作は公開に踏み切った今も未完成であるとし、猪子代表は「次にどこかの国で展示する際には変わっていると思う。原型が見える非常にまれな機会になる」と強調した。

 

 今展のテーマについて、猪子代表は「全てのものが生命や時間の連続性の上に成り立っている」と説明。「永遠」の象徴である海や「無常」のシンボルとしての花を題材にした各作品について「長い歴史に培われた美しさがモチーフ。金沢の街もそうした時間軸を持っている」と述べた。

 

 内覧会では、壁面に投影された花々がコンピュータープログラムによって絶えず変化する作品などを参加者が鑑賞した。

 

 展示期間は9日から9月1日まで。時間は午前10時~午後6時(金・土曜は午後8時)。チケットは日付指定券となり、料金は大人(高校生以上)2200円、子ども1千円、3歳以下は無料となる。