「すいかのくずきり」の出来栄えを確認する関係者=金沢市松寺町

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「金沢そだち」スイカとくずきり、菓子で共演 JA金沢市考案 15日から直売所で販売

2018/05/11 02:03

 JA金沢市は、市の農産物ブランド「金沢そだち」である大玉スイカ「金沢すいか」とくずきりを使った菓子を開発した。金沢すいかの果汁を使用したシロップにくずきりを浸し、上品な甘みと香りが楽しめる。15日から直売所で販売を開始し、近年出荷量が増加傾向にある金沢すいかの周知をさらに広め、販路拡大を目指す。

 

 「すいかのくずきり」と銘打った菓子は、昨年に収穫し、保存していた金沢すいかの果汁を使う。種に見立てた粒コンニャクを入れ、スイカを思わせる見た目にした。

 

 金沢すいかは、金沢そだちの認証を受けた2010年に6080トンだった出荷量が、昨年は6720トンまで増えた。JA金沢市は、夏季限定の印象が強い金沢すいかを季節を問わず味わってもらうとともに、6次産業化を進め、生産者の所得向上につなげようと、加工品の製造を始めた。

 

 JA金沢市によると、金沢すいかの糖度は12度前後で全国の産地と比較しても甘い。16年に「すいかゼリー」と「すいか餅」、昨年に「サイダー」が販売され、加工品についても味わった人から好評を得ている。くずきりは食品加工業のオハラ(金沢市)が製造に協力し、今年1月から商品開発に着手した。

 

 オハラ営業部量販担当の野母浩之さんは「金沢すいかのみずみずしさが引き出された菓子に仕上がった。多くの人に食べてもらいたい」と話した。「すいかのくずきり」は8月31日までの限定販売となる。

 

 今年の金沢すいかは、6月中旬に初出荷を迎える見込みで、JA金沢市の担当者は「一足早く金沢すいかの味を堪能してほしい」と期待を込めた。