親善試合に向け、練習に励む飯田高サッカー部員=17日、珠洲市野々江総合公園

地域スポーツ

3年生に贈る引退試合 飯田高サッカー部、21日

2020/06/20 01:34

 珠洲市を拠点に活動する社会人サッカーチーム「奥能登FC」は21日、能登町内浦総合運動公園で飯田高サッカー部3年生の引退を飾る親善試合(北國新聞社後援)を行う。公式試合が中止になる中、部員が培ってきた力を存分に発揮する場を提供したいと企画した。チームには部のOBや、部員が小学生の頃に指導した人も在籍し、高校生活の最後を飾る思い出づくりに一役買う。

 

 飯田高サッカー部は15人で、うち3年生は頼広侃汰主将(17)と角居誠吾さん(17)、村田良友さん(18)の3人。昨年度は部員が11人に満たず、他校と合同チームで大会に参加した。今年度は1年生8人が入部し、2年ぶりに単独チームで出場が可能になった矢先に大会の中止となり、頼広主将は「悔しい思いをした」と振り返る。

 

 親善試合を企画した了寛弘一さん(29)は「自分たちも限られた人数で活動しているので、つらさはよく分かる」と、部員たちの心情を思いやる。せめて最後にチーム全員で試合をさせてあげたいと思い、胸を貸すことにした。

 

 サッカー部員は21日の試合に備え、市野々江総合公園フットサル場で練習に励んでいる。顧問の原亮太朗教諭(32)は、奥能登FCの申し出に「奥能登地域はチームが少なく試合が組みづらいので、心遣いはありがたい」と感謝した。頼広主将は「3年生全員がそろう最後の試合になる。チーム一丸となって勝ちたい」と力を込める。

 

 奥能登FCのメンバーも仕事が終わった夜に練習を行うなど、試合への準備に余念がない。了寛さんは「若者の全力を受け止めてあげたい」と意気込んだ。