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奥川、新人王争いに期待 プロ野球の石川県出身14選手、開幕見据える

2020/06/09 01:56

 プロ野球は19日に開幕を迎え、今季は9球団14人の石川県出身者がペナントレースに挑む。最高年俸はロッテの角中勝也外野手と楽天の島内宏明外野手で共に1億円(推定)。複数の1億円選手が出場するシーズンは初めて。2軍スタートとなるヤクルト1位・奥川恭伸投手の新人王争いにも期待がかかる。

 

 奥川投手の調整は順調で、今月中のイースタンリーグ(19日開幕)デビューの可能性が浮上している。首脳陣の評価は高く、成績次第ではローテーション入りも狙える。高津臣吾監督が7月中の1軍昇格に言及する中、大型ルーキーは「(開幕決定に)ようやくという感じ。焦らず力をつけて、早く神宮のマウンドに立ちたい」と話す。

 

 球団別では巨人とロッテに各3人が在籍。巨人の3人はいずれも星稜高OBで、高木京介投手は自身最多55試合に登板した昨年に続き、中継ぎのエースに「当確」。北村拓己内野手は原辰徳監督から一塁のレギュラー候補に挙げられ、オープン戦でも打撃好調で猛アピール中。2軍で「修業」が続く新人の山瀬慎之助捕手は「1軍で戦える体力、技術を磨き段階」と意気込む。

 

 ロッテは首位打者2度の角中外野手が健在。内灘町育ちの岩下大輝投手は昨年先発ローテーションに入り5勝3敗と活躍し、年俸は2・5倍の2500万円。田中靖洋投手は昨年中継ぎでキャリア最高の44試合登板、4勝(1敗)で首脳陣の信頼をつかんだ。

 

 楽天は2011年ドラフトの同期2人が在籍。6位の島内外野手は2200万円増で初の大台到達を果たし、オープン戦では快音を連発している。2位の釜田佳直投手は右肘と右肩の手術から再起した昨年は1軍で5試合の登板にとどまったが、今年は完全復活を見据える。

 

 中日の京田陽太内野手は選手会長も務め、得点圏での打率アップを掲げる。ソフトバンクの泉圭輔投手は新人の昨年4月に1軍初登板、2勝0敗3ホールドの成績を残した。

 

 北海道日本ハムの谷内亮太内野手は1軍定着を狙い、西武の牧野翔矢捕手は1軍デビューを目指す。県関係では7年目のロッテ・三木亮内野手(28)=大阪府出身、遊学館高-上武大=が昨年10月の右膝手術から復帰した。

 

 県出身の14人のうち、13人は1、2軍の公式戦出場の権利を有する支配下登録選手。オリックスの山﨑颯一郎投手は肘の手術もあって3年目の昨年オフに戦力外となった後、育成選手として再契約、背番号135で再起を誓う。