打撃練習に汗を流す選手=金沢市の安原スポーツ広場

地域スポーツ

無観客でも闘志満々 石川ミリオンスターズ、全体練習再開

2020/06/03 01:24

 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの石川ミリオンスターズは2日、約1カ月半ぶりに全体練習を再開し、練習の本拠とする金沢市の安原スポーツ広場に闘志あふれる声が戻った。練習の一般見学はできず、6月中旬以降の開幕時は無観客開催の可能性があるものの、選手は「後押ししてくれる声援がなくともしっかり準備し、結果を残す」と気合を込めた。

 

 石川ミリオンスターズの合同練習は4月16日以来となった。チーム活動の休止中、選手は自宅や公園でそれぞれ工夫しながらトレーニングを積み、再始動を待っていた。「もう一丁お願いします」「ナイスボール」など、久々にグラウンドに立った選手は、生き生きとした顔を並べ、ノックや打撃練習に打ち込んだ。

 

 今季から指揮を執る田口竜二監督もノックバットを握り、盛んに選手に指示を出した。指揮官は「選手のモチベーションは高い。間もなく始まるシーズンではチャレンジャーとして全力でぶつかるだけだ」と語った。

 

 地域のプロやアマチュアスポーツは本格再開に向けて動きだしている。新型コロナの感染第2波を警戒しながらも、7月は夏の甲子園中止を受けて石川県高野連が準備している独自の県大会が予定される。その他の延期されていた試合にゴーサインが出れば、日程や会場確保などにも苦心が続きそうだ。

 

 練習再開に当たって選手や練習生を激励した端保聡社長は「遅くとも10月に全日程を終える必要がある。会場確保の競争になりそう」と気をもむ。

 

 コロナ対策の状況をにらみながら、ホームだけでなくビジター戦の会場や日程調整をリーグで進めるとみられるが、「開幕日に全日程を固めるのは難しいのではないか」(関係者)との声も聞こえる。

 

 異例のシーズンで、石川ミリオンスターズも入団を予定する外国人選手の入国見通しが立たないなどの影響を受けている。遊学館高OBの小林恵大主将は「例年ならシーズン真っ最中だが、しっかり準備をしており、焦りはない」と力強く語った。