植田さん(画面の上部中央)のオンライン指導を見守る桂監督(左)=小松大谷高

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元代表監督、オンライン指導 小松大谷高男子バレー部

2020/05/21 01:48

 元バレーボール男子日本代表監督の植田辰哉さん(55)=大阪府在住=が20日、テレビ会議形式で小松大谷高男子バレー部員を指導した。植田さんは1月の全日本バレーボール高校選手権に初出場した同部の試合で実況を担当した縁があり、桂孝則監督(38)が共通の知人を介して協力を求めた。新型コロナウイルスの影響で休校となり自宅練習に励む部員に、植田さんは「抜けられないトンネルはない」とエールを送った。

 

 同部には現在1~3年生48人が所属。植田さんは自宅からオンラインで、学年別に約50分ずつ画面越しに指導した。自身の研究を基に、ブラジルの選手に比べて日本は身体能力が劣ると指摘。技術を磨く練習に加え、若い頃から肉体を鍛えることで飛躍的に力が伸びると述べた。

 

 丸山瑠偉主将(3年)ら部員の質問にも答え、集中力の保ち方には「体育館に入った瞬間、スイッチを入れて集中する訓練をして」と助言した。インターハイが中止となる中、「皆さんの練習を一度見学したい。また会えることを楽しみにしている」と目標を見失いがちな部員を励ました。

 

 桂監督には今後もオンラインで部員とやりとりを重ねる考えを伝え、「大谷高の皆さんとつながり、部員の成長を知りたい」と期待した。

 

 現在、母校の大阪商業大でバレー部総監督を務める植田さんは、自宅で過ごす高校生に何かできないかと考えていた。植田さんのマネジャーが桂監督の日体大時代の先輩に当たる縁から企画が持ち上がり、植田さんにとって初めてのオンライン指導が実現した。

 

 桂監督は「植田さんの話を聞いてトレーニングの重要性を再認識できた。早く部として練習させてあげたい」と意欲をみなぎらせた。