画面越しにトレーニングを行う部員=航空高石川

地域スポーツ

「オンライン部活」で再始動 航空高石川ラグビー部

2020/05/08 02:19

 高校ラグビーの強豪、航空高石川ラグビー部が7日までに、インターネットのオンライン会議システムを使って部活動を始めた。部員たちは臨時休校で全国各地の実家に帰省中。スマートフォンやタブレット端末の画面を通して約2カ月ぶりに「再会」したメンバーは、花園ラグビー場での日本一を目指し、ワンチームでトレーニングに励んだ。

 

 オンラインでの部活動は4月30日に初めて行われ、休校中の部員54人全員と、トンガ出身のシアオシ・マアフ・ナイさん(30)らコーチ4人が参加した。

 

 帰省で全国各地にいる部員たちが公園や自宅などから端末の画面を通してつながり、腹筋や体幹、スクワット、柔軟などのトレーニングで約1時間半、汗を流した。「ここで頑張らないと、日本一なれないよ」と励ますコーチの声に応え、全員が黙々とメニューをこなした。

 

 休憩中などには、再会した部員同士が「元気にやってるか」「またラグビー楽しもうな」などと会話を交わす場面も見られた。トレーニングを終えた高原照英主将(3年)は「久しぶりにみんなの顔が見られて楽しかった。さらにレベルアップできるようにがんばりたい」と笑顔を見せた。

 

 ラグビー部は新型コロナウイルスの感染が広がり始めた2月末から全体練習を中止し、部員がグラウンドで顔を合わせることがなくなった。練習中止の直後から、ナイさんを中心にLINE(ライン)を使った指導を始めた。

 

 部員が参加するグループラインでコーチが練習メニューを伝え、部員がスマホで練習風景を撮影して送り返していたが、画面上で顔を見てコミュニケーションを取ろうと、オンライン部活を取り入れた。

 

 今後は週2回程度、オンライン部活を続けて行く予定で、ナイさんは「大会の中止が続き厳しい状況だが、新しいことに取り組むことで目標の日本一につながると思う」と意気込んだ。