トレーニングに励む(左から)垣田さん、示野さん、新野さん=七尾市田鶴浜体育館

地域スポーツ

全国2位トリオ、鵬学園進学 女子駅伝「地元から全国へ」

2020/03/09 01:58

 昨年12月の全国中学校女子駅伝(滋賀県)で県勢史上最高タイの2位になった七尾中の3選手が鵬学園高に進学する。いずれも区間トップ10に入った精鋭は「地元から一緒に全国へ」と誓い合い、強豪校の誘いを全て断った。入学前ながら、学校側は陸上部に駅伝チームを発足させることを決定。能登の里山で健脚を磨いた3人娘は大きな期待を受け、都大路を駆け抜ける伝統の全国高校駅伝を目指す。

 

 全中駅伝は、優勝した六ツ美北(愛知)に25秒差で2位だった。1区4位の垣田愛さん、3区6位の新野(あらの)莉璃さん、5区10位の示野悠奈さんの3年生トリオに加え、垣田さんの妹奏さん(2年)が2区6位、4区の津田千空さん(同)が区間賞を獲得する力走を見せた。

 

 鵬学園高に進学する3人には、県内外の強豪校から誘いがあり、当初は別々の高校に進学する予定だった。しかし、話し合う中で「どうせなら地元で一緒に頑張ろう」との気持ちが強まり、1月に一般入試を受けて合格した。

 

 3人の熱い思いは学校も動かした。これまで陸上部は駅伝大会の出場実績はないが、駅伝チーム発足で受け入れ態勢を整える。3人は春夏は800メートルや1500メートルなど中・長距離の種目で練習に励み、シーズンとなる秋冬に駅伝のトレーニングに本格的に取り組む。

 

 女子の駅伝は、中学では5区間で計12キロ走るのに対して、高校では約21キロと距離が伸びる。3人はともに体力作りを課題に挙げ、現在は田鶴浜体育館でストレッチやウエイトトレーニングなどに励んでいる。

 

 全国高校女子駅伝の県代表選考レースは、直近7大会で星稜(優勝4回)と遊学館(優勝3回)がしのぎを削ってきた。全中駅伝で主将を務めた垣田さんは「小学校からずっと一緒にやってきた仲間ともう一度、互いに切磋(せっさ)琢(たく)磨(ま)しながら全国を目指して頑張りたい」と打倒2強に力を込める。

 

 鵬学園高の上野了治校長は「優秀な人材が入ってくれた。3年間かけて全国を目指せるチームをつくりたい」と話し、小学校時代から3人を指導する田鶴浜スポーツクラブの山口進会長は「地元で頑張ってくれることで、次の世代への励みになる。高校でも活躍してほしい」とエールを送った。