貸し出し件数が増えているボッチャの用具=金沢市障害者高齢者体育館

地域スポーツ

ボッチャ用具、貸し出し増 石川県協会や体育館

2020/02/08 01:33

 東京パラリンピックの正式種目「ボッチャ」の体験会が金沢市内で広がり、県ボッチャ協会や市内の体育館で用具の貸し出しが増えている。町会や企業が新たなレクリエーションとして取り入れるケースが目立ち、県協会では4年前のリオデジャネイロ大会から指導員派遣を含めた貸し出し件数が年30件と4倍に。パラ開幕まで200日を切り、今後も利用は伸びそうだ。

 

 ボッチャはカーリングに似たルールで、目標になる球に自身が投げた球をより近づけて得点を競う。ボールやタイマーのほか、球を転がす専用の器具「ランプ」が20万~80万円ほど掛かる。高額なため、体験ではレンタルが主流となっている。

 

 県ボッチャ協会では10セットを所有している。リオ大会の団体で、日本が銀メダルを獲得して以降、協会員を招いた普及イベントや貸し出しの利用が目立ってきた。今年度は小学校での出前教室が多いといい、5人ほどの指導員が「フル回転」している。

 

 これまで用具がなかった市障害者高齢者体育館(駅西むつみ体育館)では、利用者の要望を受けて昨年9月に3セットを導入した。競技の普及を目指すボランティアグループ「ころり~んず」が月1回、同体育館で開いている練習会には、介助者を含め約40人が参加。発足した18年前は3人だった。

 

 県障害者スポーツ協会では5セットを貸し出している。導入した5年前はほとんどゼロだった利用が、3年ほど前から企業や福祉施設などで増え、昨年11月~今年1月は予約を断るケースもあったという。

 

 県ボッチャ協会の作間祥一会長(67)は「注目が集まるのはとてもうれしい。さらに普及活動を進めていきたい」と話した。