厚底シューズを紹介する牧本店長(右)=金沢市内のスポーツ用品店

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厚底シューズ人気 石川県内の用品店「圧倒的」 ナイキ製

2020/01/08 01:29

 2、3日に行われた東京箱根間往復大学駅伝を席巻したナイキ社製の厚底シューズが、石川県内でもランナーの自己記録更新を後押ししている。取り扱う金沢市内のスポーツ用品店は「ほかのシューズより圧倒的に人気」と愛用者の広がりを実感している。

 

 厚底シューズは「ヴェイパーフライ(VF)」シリーズ。カーボンファイバー(炭素繊維)のプレートを使用し、クッション性や反発力を高めるとされる。

 

 昨年12月の福岡国際マラソンでVFを履いた金沢市役所アスリートクラブの開(かい)上(じょう)知弘さん(31)は2時間16分32秒の県記録で駆け抜け、「後半の疲れを感じにくくなった」と振り返る。同月に行われた全国高校駅伝の男子で県最高記録を塗り替えた遊学館のメンバーも、7人中5人が厚底シューズを履いていた。

 

 金沢市片町2丁目のスポーツ用品店「ステップスポーツ金沢店」には富山県や福井県のランナーも訪れる。VFの価格は約3万円と一般的なレース用シューズより高額だが、売れ行きは好調という。

 

 一方で、反発が高い分、特に足首の柔らかい選手は膝や太もものダメージが増大するとし、走力が未熟な選手が履くと、けがのリスクが大きくなるとの見方もある。牧本淳店長(32)は「自分に合ったシューズを履くことがタイムを伸ばす秘訣だと思う」と話した。