ワインドアップで投球練習する奥川=尼崎市のベイコム野球場

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星稜・奥川に自信「いい感覚」 夏の甲子園、7日初戦

2019/08/07 01:53

 7日に夏の甲子園初戦を迎える星稜の奥川恭伸投手が6日、尼崎市ベイコム野球場での練習後に取材に応じ「いい感覚をつかめた」と満足げに語った。普段使わないワインドアップ投法を試したところ、球は理想に近い軌道を描いたという。「悩めるエース」が復活への手応えをつかみ、石川県勢初優勝に向けた準備は整った。

 

 2日の大阪入り以降、投球フォームがばらついた。5日の練習後には「(納得のいく投球は)まだです。でも、ちょっとしたことできっかけはつかめる」と不安を口にしていた。それから一夜明け、わらにもすがる思いで、両腕を頭上に振りかぶる投球動作(ワインドアップ)に挑戦。胸の前で構える動作(セットポジション)よりも感覚はしっくりきた。

 

 変化球を織り交ぜ、約50球。「手応えはあった。昨日(5日)よりも良くなっている。あしたはもう少しできると思う。うまくいかないとどうしても顔に出てしまうんですよね」。昨日までの不安げな顔とは打って変わって、自信あふれる笑顔がのぞいた。

 

 小学生の頃からバッテリーを組んでいる山瀬慎之助主将は「調子どうこうじゃない。奥川は試合になったらゲームをつくる力があるので心配していない」と信頼を置く。奥川のほか、左腕・寺沢孝多、荻原吟哉と寺西成騎の元U―15日本代表と好投手がそろうだけに、山瀬は課題は打線と言わんばかりに「5点以上取って3点以内に抑える」とバットでの援護を誓った。

 

 6日の開会式では、星稜の入場を告げるアナウンスが流れると、ひときわ大きな拍手に包まれた。大きな期待を背に、7日の旭川大との初陣に挑む。

 

 「疲れや暑さで全てが思うような感じではないが、できる限りのことはやれた」と林和成監督。奥川は「自分がダメでも後ろ(3投手)がしっかり腕を振れている。試合は楽しみです」と力を込めた。