金沢箔を施したハイレゾのGPUサーバー=志賀町若葉台
学術計算や3次元の画像解析などに使うGPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)を志賀町で製造するハイレゾ(東京)は8日までに、金沢箔(はく)を施したGPUサーバーを製作した。同町の能登中核工業団地進出1周年を記念し、伝統工芸と融合した商品を開発した。
金銀箔工芸さくだ(金沢市)が協力し、サーバーケースを装飾した。9台限定で製作し、内1台は内装にも金を使い、カラフルな照明がともる「輝きモデル」にした。
販売価格は99万8千円から。メンテナンスに時間や専門技術が必要で、電気代もかかるため、主にサーバー経由で演算処理を行う時間単位のレンタルでの使用を想定する。
ハイレゾの平井良知第1データセンター長は「今後も地元の文化を取り入れた製品を企画し、地域貢献したい」と話した。