カニで北陸誘客 JR東社長会見 北陸新幹線、回復基調強まる

2020/10/07 01:27

 JR東日本の深沢祐二社長は6日の会見で、北陸新幹線を活用した秋冬の誘客について、カニなど北陸の食を楽しんでもらうキャンペーンに力を入れる考えを示した。新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた新幹線の利用に関しては「9月後半から乗車率が上がってきている」と述べた。今後は政府の観光支援事業「Go To トラベル」も生かし、北陸への旅行を促す取り組みを強める。

 

 深沢社長によると、北陸新幹線(高崎-軽井沢間)の9月の利用実績は前年同月比61%減。9月最終週の平日(9月28日~10月2日)は52%減、10月3、4日の土日は57%減となった。8月は74%減と大幅に減少していたが、回復基調が強まってきている。

 

 JR東は今月から「かにを食べに北陸へ。」と題したキャンペーンを始めた。来年3月31日までで、「Go To トラベル」の専用旅行商品などを用意し、北陸のカニを満喫する旅を提案している。

 

 「このおいしさは、オンラインじゃ伝わらない」「本当は、こっちから会いにいきたいくらい」などと記したインパクトのあるポスターを首都圏で掲示し、北陸旅行を呼び掛けている。深沢社長は「北陸新幹線は観光で利用する人が多い。『Go To』の効果も出てくると思う」と期待を寄せた。

 

 このほか、JR東日本は11月から半年間、グループが運営するインターネットショッピングモール「JRE MALL」の利用動向を把握するための実証実験を北陸、東北・北海道、上越新幹線やホテルで実施する。